>>335
>>340
「只の悪人」と言う定義は難しいけど、
まず、例え不起訴狙いで社会的ダメージが小さい相手を狙ったにせよ、
物証を捏造して無実の市民を意図的に逮捕してる時点で
「悪」以外の何物でもない
自分の中に如何なる大義があろうとも、そこをはき違えると日下部になる
それが今回の一つのテーマだろうし
実写作品で「必要悪の違法捜査」に殊の外厳しかった櫻井だからこそ
子どもも観る作品だからこそそこを徹底しようとした、と言うマインドは想像は出来る
もちろん、そこを十分踏まえた上で他方面からコナン作品として修正し、櫻井も了解して
今回はいい作品に仕上がった

やはり櫻井氏は過去を踏まえて「コナンでしか出来ない事」をしている節がある
「絶海の探偵」では敢えて情報保全隊と刑事警察の協力と言うあり得ないシチュを描き、
今回、その面では無力なコナンだからこそ、別々の道を示唆しながらも違法捜査を追認した
他の作品なら、意図的な冤罪逮捕、それも物証捏造までやったら
結末はどうあれそれにはギリギリまで食い下がらないと作品が崩壊しかねないのが櫻井氏の仕事だった。