いま観てきた。1期からドハマりして原作の熱烈なファンでもある俺が率直な感想を述べさせてもらう。

史上稀に見る酷い駄作だった。

@群像劇要素が皆無(指導陣、グサリと刺す麗奈、実は気遣いの鋭い部長と副部長、
 接着剤たろうとした久美子などが全く描かれていない
Aまるで女子校(後藤がチラッと端に描かれているだけで、あとは校内風景は全て女生徒)
B対比の演出がうるさすぎる(上履きの置き方、歩き方、スカートの翻り方、など、思考停止のレベル)
C物語「リズと青い鳥」の映像化が雑(少女が家の前に倒れてるし、いきなり元気)
Dキャラデが最低(えんじぇう夏紀パイセンがただのイジメっ子になってる)
E作画が最悪のクオリティ(キャラと背景の被写界深度や色合い、クオリティがまるで合って無い)
F全国出場を果たした北宇治だからこその部全体の熱量が全く描かれていない
G脚本が雑(原作では府大会を勝ち抜いて全国を掛けた関西大会に向けてというタイミングで
 みぞれの爆発が起きた。麗奈や橋本っちゃんが切りだしたのもこのタイミングというのが重要。
 映画では時間軸どころか強豪校ということすら描かれていない)

公式サイトのビジュアルを見て最初は心配もしたけど、京アニを信じることにしたんだ。
アニオリ要素に条件反射で反発しちゃうのも嫌だったから、
1期2期や原作も封印して、批判が飛び交うネットも情報遮断してずっと待ってたんだ。
それで出来上がったモノを観てあまりの手抜き過ぎにショックで1時間ほど思考が止まったよ。。。

文芸、脚本、演出、監督、キャラデ、作監、色彩、、、どこかに癌があるのだろうが、
今の京アニはその癌に対して誰も文句を言えない状態になっているのでは?
もしそうならユーフォ第二楽章後編のP342の13行目から14行目にかけての
優子の台詞をよーく読んで欲しい。

とりあえず、原作者に謝れ。全部作り直せ。