局内評価が抜群に高いことで山本アナはサンジャポのアシスタントに抜てきされたのだが、
選考過程では実は、他にも候補はいた。その一人が、TBSの現在のエースと目されている
宇垣美里アナ(26)だ。どこか退社した田中みな実アナ(31=現フリー)を想起させるような
かわいらしいルックスで、新人時代から人気アナとして知られていた。

 2016年12月、ジャニーズの「Hey! Say! JUMP」の伊野尾慧(27)がフジテレビの三上真奈
アナ(28)と、宇垣アナの両方と交際していたという“二股交際”が週刊文春で報じられた。

 だが、これがサンジャポに起用されなかった原因ではなく、他の思わぬ事情で選ばれな
かったという。

「テレビ局といえば、長時間労働が当たり前だったが、昨今の“働き方改革”でNHKを筆頭
に民放各局もかなり事情が変わってきた。それはスタッフだけではなく、女子アナも同じ。
宇垣は平日は『あさチャン!』に出ており、他にもレギュラー番組も持っている。そのため、
日曜午前に『サンジャポ』のレギュラーを持つと休みが少なくなるため、宇垣起用という話
はなくなった」と芸能プロ関係者。

 TBSをめぐっては22日、一部の社員に長時間労働をさせていたとして、三田労働基準監
督署から18日付で是正勧告を受けていたことが判明。昨年11月、番組制作部門の社員10
人に労使協定で定められた月80時間を超える時間外労働があったほか、社員9人には1年
に6回の範囲を超えて月45時間以上の時間外労働があったという。

 TBSは「勧告を真摯(しんし)に受け止め、働き方改革を強く進める」としている。こうした昨
今の労働状況もあり、宇垣アナ起用は見送られていたようだ。

 一方の山本アナは局内で人気だったことに加え、少々ラッキーな事情もあったが、サンジ
ャポは世間での注目度も高く、大チャンスであることには変わりない。

「先日初めてサンジャポに出たが、多少の緊張が見えたとはいえ、しっかりとアシスタントの
仕事をこなしていた。TBS幹部の評価もうなぎ上りで、これからどんどん売り出されるだろう」
と前出関係者。

 山本アナは先輩たちが歩んできた人気アナへの階段を着々と上ることになりそうだ。