SIerに国のシステム開発を丸投げせず,内製化して下さい
https://ideabox.cio.go.jp/ja/idea/01074/

上記の記事では『内製化して下さい』と簡単に言ってくれている。

確かにアメリカなんかでは内製が基本で、日本はSierへの丸投げが基本というのはよく言われることだが、
しかし最近読んだある記事では、アメリカで内製が可能なのは、労働市場が柔軟だからだそうだ。
アメリカのIT業界では同じ会社に何年もいると、無能だから会社を移れないという烙印を押されることもあるらしい。
そんな国なら一般企業も、ベテランのIT技術者をすぐに正社員で雇えるし、
プロジェクトが終わったら解雇すればいいのだから、内製は容易だろう。

ところでアメリカではコンピュータサイエンスの学位がないと、IT技術者として働けないらしい。
するとIT技術者が足りなくなるので東欧から学位を持った人を連れてきたりするらしい。
日本なんかだと、文系の大学を出てプログラマになった人も多数いるだろうから、
この点に関してはアメリカは厳しいと思うかもしれないが、
しかし逆にアメリカだと、30歳を過ぎてコンピュータサイエンスの学位を取っても、
それはそれで有効と見做されるらしい。
日本なんかは新卒至上主義だから、30歳を過ぎて取得したコンピュータサイエンスの学位なんか、
まともな企業は見向きもしないだろう。

結局のところ『会社』にしても『大学』にしても、欧米の方が歴史が古いので、
日本人はまだ考え方が幼稚なのが原因なのでは?という気がする。