>>710
料理なら、実際に素材に触って刃物で切るとか、火加減や料理の状態の変化を確認しながら煮たり焼いたりするとか、レシピを読んだだけでは分からないことを体験することを必ず伴う。そこで失敗したり試行錯誤したりして料理のスキルが身に付く。

プログラミングの写経では、目で認識した文字と同じものをキーボードで入力するだけでも完成してしまう。最低限、ファイルの配置やビルドや実行の手順だけは必要だが、それだけでは自分でコードが書けるようになる訳ではない。

レシピを真似るだけでは自分で料理を創作出来るわけではないが、与えられたレシピの料理を作るスキルは身に付く。
写経してコードをタイプするだけでは、ゼロからプログラムを生み出すことはもちろん、仕様書を与えられてもそれを実現するコードを作り出すスキルすら身に付かない。