話を聞かせてほしい。ついさっきまで400冊近くの本を自炊していた。懐かしい機器を使ってそう、ScanSnap 1500だ
内部を分解して掃除するぐらいにメンテはした。それでもローラ痕はつくし縦線が入っていないかどうかもチェックしてた
これでいいと思ってたんだ。もうあと800冊だ。まだまだこれから。道半ばなんだって

でもね。聞いてほしい。ついさっき業務用スキャナを見たんだ。
http://panasonic.biz/doc/scanner/s2087.html

価格コムじゃぁ13万だった。三倍の金になるけれど蔵書数が1000冊超えている以上こっちを買ってもよかったんじゃないかって。
だって本に投資した額に比べたら微々たるもんだろ?俺は...ドキュメントスキャナを買う時に比較検討せずに購入に踏み切ってしまったんだ。

もしこいつを買っていたら、俺が400冊を自炊した時間の何分の一になるんだろうって考えた。確かに金はかかるがローラーだって耐久性がある
わざわざ縦線チェックしなくとも画処理の数だって比較する必要なんてないほどに多い。

なんでこうなったんだ?金をけちって手間に溺れる俺を見てくれよ...給紙性能なんてFDとSSD並みの差だろ...
自炊というカテゴリの中でも平民と貴族がいる。蔵書数1000冊は割と貴族よりな方だ。高い本多いしな...額からしてもな。
だが...その貴族がScanSnapという安い機器の上で一生懸命に手間をかけている。まるで貴族が一から自分の食べる料理の素材を育てるみたいに

もう少し金を出せば俺は何十倍の時間を取り戻せた。もうすこし金を出したなら...あるいは...

そう思ったんだよ