非常勤女性に7年間セクハラ、労働局上司3人懲戒処分 山形

山形労働局は7日までに、非常勤職員だった女性に7年間にわたってセクハラ行為を繰り返したとして、同県米沢市のハローワークの上司だった男性職員2人を停職12カ月と停職6カ月、男性元職員1人を免職の懲戒処分にしたと発表した。
元職員は行為が発覚する前に自主退職。処分に実効性はなく、支給された退職金も返還は求めないという。
労働局によると、3人は女性の上司だった立場を利用し1998年から2004年ごろまで、職場のロッカールームでスカートをめくったり、出張先で女性を部屋に連れ込んでキスをしたりしたなどとしている。
女性は05年退職したが、現在もカウンセリングを受けるため病院に通っている。労働局に「雇用上弱い立場にあると思っていたので言い出せなかった」と話しているという。山形労働局の宮野修総務部長は「企業にセクハラ防止を指導する立場でセクハラがあったことはまことに遺憾。女性にはおわびしたい」と話している。〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0604Q_X00C11A6CC0000/