>「私は『24年組』じゃないもんね、断固。たしかに生まれは同じ頃ですが、
>目指してる方向も舞台も資質も違うもの」(木原敏江全集6『花草紙』)

その全集が出版されたのが1990年なので、この木原さんの発言が1990年とすると
それは、竹宮さん増山さんではなく、ほぼ完全に当時の「評論家」に対する批判だろうね

というのも、増山さんは1980年頃には

>面白いマニアとか、作家同士が自然に集まった
>描き手側としては、ただひたすら自らの壁をのりこえ、筆のおもむくままにやってきたのであって結果としてサイドの者が24年組、またはその流れだとか言ってるにすぎないといえますね

と言っていて、24年組という言い方はサイドが勝手に言ってることだと認識してる

>自分としては、私が集めた人だけ、24年組と呼んでいます

と言い始めたのは2010年のこと
これも「自分としては」と条件付きで書かれていて、24年組はこの人たちであるべきだと主張しているわけでは全くない
(このあたりは「萩尾望都がいる」に書かれてる)

一方、竹宮さんは24年組における作風のこだわりがほとんどない、「ハイティーンブギ」の人も24年組に入れたい人

結論:木原さんは勝手に24年組に自分を入れてくる評論家に対して、自分は違うと述べているだけ