内政や外交をテーマにした群集劇なんかだと
架空戦記のモデルによく使われるのは市民革命で
封建社会(貴族)と民主主義(群衆)を対立させる形で
俯瞰的に世界観を広げていく書き方が多いんだけど
実際その中で目的達成だけにフォーカスしたような
主要人物に毒を盛って暗殺したり、調略で戦わずに勝利したり
省エネ合理的に解決して銃撃戦もなければモビルスーツも活躍しない
上層部だけの舞台が男性向けでメタ的な主流になりえるのかというと
多分コアなファンしか受けない

これは女性向けも同様で文官や宰相になって大局的に活躍する話が
恋愛や芸事を差し置いてトップジャンルになれるかというと多分無理
リアリズムを求める人は創作フェイクション市場では男女とも少数派
多数派側のロマンのあり方が男女でどう違うかを見た方がいい

男性向けだと純粋に戦闘力そのものに魅力を感じて最強を目指す感じが
女性向けだと最強が抑止力としての手段になるのはロマンの形が異なるから
安心安全安定した生活を目的にするのはそれが理想だからで現実的だからではない
まあコンサルそのものが理想のパターンもあるけど