2023-12-23 20:27:40
ホンダ、久しぶりにフレンドリィな価格設定としたWR-Vを発表。顔はミナミンですが
2023年12月24日 [最新情報]
https://kunisawa.net/?p=66013

タイ工場で生産されるWR-Vが発表された。メディアで大絶賛されている。最近のホンダでは珍しく、スタート価格が209万8800円と割安感大きいということなんだろう。フロントグリルにミナミンが入って居るのは残念ながらサイドとリアビューは存在感あってなかなかカッコ良いと思う。ボディサイズは全長4325mm/全幅1790mm/全高1650mmで、ヴェゼルと同じくらいとなる。
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FFのみの設定となりパワーユニットは4気筒118馬力1500cc+CVTのワンチョイス。最低地上高が195mmもあるため、FFでもけっこうな走破性能を持つと思う。装備はベースグレードでアルミホイールや革巻きハンドルを除き必要なアイテムはほぼ付いている。ヘッドライトはフルLEDだし、オートエアコン。世代は不明ながらホンダセンシングも標準だ。WLTCは16.4km/L。
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ベースとなったのはこのクラスでもショーファードリブンが多いインド向けに開発したモデルとあり、リアシートの居住性をキッチリ確保している。基本的にはフィット級のプラットホームのため欧州Bセグメントに属するのだろうけれど、同じクラスのヤリスクロスと比べたら圧倒的なスペース効率を持つ。このあたり、ヴェゼルにも言えることながら、ファミリ-カーとして使えます。
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ということでライバルはヤリスクロス。ボディサイズが全長4185mm/全幅1765mm/全高1580mmで一回り小さい。エンジンは同じ1500ccの4気筒で120馬力。燃費は圧倒的に良い19.8km/Lとなる。装備内容は202万円の『G』でほぼ同等。いや、ヤリスクロスは8インチのディスプレイオーディオが標準装備されるため実質的に10万円くらい安い。リアシートの広さのみ負け。
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広いのがよければカローラクロスですね。218万4千円スタートながら、搭載されるエンジンは2000cc4気筒170馬力と圧倒的にパワフル。ボディサイズも全長4490mm/全幅1825mm/全高1620mmでWR-Vより一回り大きい。セグメントもCになるため、全てのクオリティがワンランク高くなる。逆に考えたらWR-Vってヤリスクロスとカローラクロスの真ん中にすっぽり入ります。
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いずれにしろWR-Vは実車を見ていないため何とも言えない。良いクルマであれば面白い存在になると思う。実車を見てがっくりしたマーチの件もあるので、評価は乗ってから決めたい。ちなみに買うならベースグレードを。その上のグレード(234万9600円)になると、ヤリスクロスのハイブリッドやヴェゼルなど高い評価を得ているリセールバリュー高いクルマに手が届いてしまう。