PCエンジン版
ハドソン 1994年3月12日発売(アーケードカード専用)
PCエンジンCD-ROM2のアーケードカード専用ソフト第一弾として発売。SNKとハドソンが技術提携し、
ネオジオCDでCD-ROMソフト供給を計画していたSNKへのCD-ROMソフト製作のノウハウと交換する形で、
SNKから本作の内部データ供与を受けて移植されたため、キャラクターのサイズやパターン、
アルゴリズムなどをほぼ再現しており移植度は非常に高い。PCエンジンは拡大縮小機能がないため、
手前ライン用と奥ライン用の2種類のサイズで全てのキャラクターパターンを用意することでライン移動時の縮小を再現している。
またオープニングデモやクラウザーステージのスクロール演出なども再現している。
BGMはCD-ROMの特性を活かしたアレンジ曲となっており(アレンジには久保こーじが参加している)
、ロードで裏読みを行う場面ではCD-DAが使えないため、読み込み中のシーンで流れるBGMとSEは内蔵音源が使用されている。


メガドライブ版
タカラ 1994年6月24日発売 (24メガビット)
携帯ハードを除けば最後発ということで、大胆なアレンジが加わった内容。
『餓狼SP』を先取りしてか連続技が成立するほか、技の性能の大幅な調整、避け攻撃と超必殺技のコマンドの簡略化、
ライン移動の高速化、しゃがみライン飛ばし攻撃の追加など、もはや別物といえるほど変更点が多い。
タイトルデモは英語表記とオリジナルの映像を使った独自の内容になり、またゲーム画面は、スコアとキャラクター名表示を廃止し、
画面上部を黒帯でカットした部分に体力ゲージとキャラクターの顔と勝利カウントを表示するなど、
大胆な画面構成の変更が行われている。キャラクターに関してもボイスの使い回しや、
必殺技のグラフィックを流用した勝利ポーズの変更などがみられる。