近年の研究では、

統合失調症と診断されている患者の 約4〜8% に自己抗体(NMDA受容体・VGKCなど)が見つかる

という報告があります。

とくに

幻聴より妄想が強い

若年発症

急激に悪化

抗精神病薬が効きにくい

カタトニアがある

といった場合、 自己免疫性精神疾患 の可能性が疑われます。

日本の精神科はまだ積極的に検査しないことが多いですが、世界的には

精神症状で発症した患者にNMDA受容体抗体を測るべき

という流れになっています。