会社によって高学歴しか採らない会社とそうではない会社がある、
のではなくて、ある会社の中に一口にエンジニア採用といっても

A.このポジションには高学歴理系大学のコンピュータサイエンス系学科でちゃんと勉強してきたヤツを採らないと会社自体がヤバくなる。

というオポチュニティと

B.このポジションには学歴関係なく経験と実績重視を重視する

というオポチュニティとがあるという感じかなあ。どっちかというと。

今どきの分かりやすい例でいえば、人工知能を売りにしている会社があってディープラーニングできる人を採ろうと思うとそれはAなので、そういう人をどこから探すと採用業務の工数が削減できてかつマッチング確度の高い人材を獲得できるか?と考えたらやはり学歴を見るのが早い。正確にいうと、学歴(大学のランキングみたいなもの)よりも重視されるのは学科だ。

同じその会社でも、WEBサービスを作るときのガワの部分、画面だったりAPIだったりのところはBだ。学歴関係ない。

ウチの会社では、Aはエンジニア採用担当が某旧帝大理工学部につてのある人なので、日頃から大学の採用課だったり、学生の就職に意識の高い教授の研究室に出向いて会社説明している。最近は苦学生も多いので、割のいいアルバイトとしてコード書いてもらうこともある。ウチは音声系ソフトやってて、数学の特に解析系(微積)がしっかり頭に入っていることが必須。

Bはフリーランスのエージェント経由で広く募集する。

中学高校でちゃんと勉強していい大学いって、大学でも遊んでないでちゃんと数学やコンピュータサイエンスやりきりましたっていう子がいい仕事(理系として真にエキサイティングで給料もいい)に就けるのって、日本では学歴差別になるの?少しもおかしくはない話と思うのだが。