多数決のデメリットとしては、逆に意見の正当性が確保されない状況ができてしまう恐れがあることが挙げられます。多数派の人間が仲間内だけの狭い了見で物事を判断して、判断の誤りなど見落としてしまった場合は大きな失敗に繋がってしまうことになります。

 もちろん多数決には、少数派の意見が通らないというデメリットもありますし、上記のようなときには特にデメリットが顕著になるのです。そこから失敗が発生すれば、多くの人間が関わってしまっていることから、責任が分散されてかえって責任を誰も取らないということもあります。