常に機能追加や改修しているようなソフトウェアであればリファクタリングは有効
一度作ったらあまり改修しないようなソフトウェアであればリファクタリングのデメリットが目立つ

つまり、アマゾンドットコムみたいに常に機能追加や改修が行われる投資対象であればリファクタリングで機動力を確保するのは理にかなってる
逆に家電に代表されるような組み込み系、もしくは制御系のような、機能追加や改修の頻度が低いものであればリファクタリングする意味は相対的に小さい

お金をつぎ込めばつぎ込むほどリターンがあるのであれば、CIの中にリファクタリングを入れてしまえばいいだろう
リファクタリングの結果がすぐに出やすく、デメリットであるリファクタリング起因の不具合についても
改修が多ければ多いほど、リファクタリング起因の不具合減産と相殺されるからだ

リファクタリングの問題でやはり難しいのは改修頻度が低く失敗が許されない分野だ
これらの分野は製造工数とテスト工数の比でいうとテスト工数の割合が大きい
つまり、リファクタリングによって過大なテスト工数が必要となってしまい、リファクタリングのメリットが吹き飛んでしまう
しかしながら動いている箇所はいじらない方針もいつまでも続くわけじゃない
いつかのタイミングで全面リプレースするか、リファクタリング(もはや資料もなく知っている人もいない)を行うことになる