29日朝、豊川市など東三河の3市3町の住民記録システムで障害が起き、
住民票発行など窓口業務の一部が出来なくなった。1時間以内にすべて復旧したが、
原因は、4年に1度の「うるう年」を意識しなかったシステムのプログラムミスだった。

 障害が起きたのは、豊川、新城、蒲郡市、小坂井、設楽、東栄町。6市町は、
システムのプログラムを作った豊橋市のソフト会社に連絡して調べたところ、
日時を管理する「タイムリー」というプログラムのミスが原因と判明した。
日付入力の際、1年前から1年後までの範囲内でチェックする手順があり、
この日がうるう年の2月29日で、昨年も来年も2月29日がないため、システム
立ち上げ時に「エラー」になって障害が起きたという。

 豊川市では、20人ほどが住民票や印鑑証明の発行などの申請に来たが、
3人が自宅配達を依頼し、6、7人は張り紙や職員の説明で申請せずに立ち去ったと
いう。新城市では、住民票交付に訪れた6人のうち2人に手書き住民票を発行、
4人は申請だけを受け付け、復旧後に交付した。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20080301-OYT8T00018.htm