電車内で乗客女性に無理やりキスをしたなどとして、強制わいせつ罪に問われた名古屋市中区のブラジル人男性(44)を無罪とした名古屋地裁判決について、検察側は控訴期限の19日までに控訴せず、判決が確定した。
男性は昨年6月に走行中の電車内で、面識のない乗客女性の隣に座り、「飲みに行こう」などと言って女性の唇に複数回キスをし、女性の手をつかんで自分の下半身を触らせたとして、今年4月に起訴。
検察側は懲役2年を求刑したが、同地裁は今月5日、「被告は自分の行為が相手に受け入れられていると誤解しており、強制わいせつの故意はなかった」などとして無罪を言い渡した。
2017年09月20日 10時48分
YOMIURI ONLINE

田辺三保子 名古屋地細部総括判事
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田辺三保子裁判官は「会話するなど段階をへて行為に及んでいる。女性の同意があると誤信していた可能性がある」として無罪を言い渡した。