大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)の裏金問題で、
裏金の使途の一部とされる塾関係者への接待など営業活動の詳細が、
複数の同校関係者らへの取材で明らかになった。

優秀な塾の生徒を獲得して有名大学の合格実績を上げ、
生徒数を増やす狙いがあったとみられる。

3月25日に公表された第三者委員会の調査結果では、
少なくとも5億円とされる裏金のうち、飲食代などに約1億3000万円が充てられていた。

同校の元教師は、同校幹部と大手進学塾関係者を奈良県内の高級料亭に複数回送迎。接待は、
裏金作りを指示したとされる前校長(74)(2013年に退任)が初代校長に就いた1988年頃から行われていたという。

運営する学校法人・大阪産業大の系列である高校の大東校舎から大阪桐蔭高校として独立した時期で、
対象は当初、高校入試担当の塾講師だったが、中高一貫教育が導入された95年前後からは中学受験の担当講師も増えた。

読売新聞 4月8日(水)8時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00050007-yom-soci