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若くても高年収な学歴

35歳以下ですでに年収が1000万円超──。
自ら起業して成功すれば別ですが、サラリーマンであっても若いうちから高い給料を稼ぐことができる職種があります。
今回は、金融・コンサルに特化した人材紹介サービスを展開する「アンテロープキャリアコンサルティング」の協力を得て、
同社の保有する約3万人の登録者データから「35歳以下」の若手を対象に分析しました。

出身大学は東大大学院卒が圧倒 理系が年収も高く優勢

こうした高収入のサラリーマンたちは、どんな大学の出身者なのでしょうか。そこで学歴と年収との関係を見てみたのが次の表です
ここで注目したいのが、理系の東工大大学院出身者と、文系においてトップクラスの一橋大学大学院出身者とを比較すると、年収差が200万円以上もあることです。
実は、ここ数年、理系出身者の躍進が目立ちます。
戦略コンサルタントやアナリストなどは、金融工学などを使った難解かつ複雑な手法を用いての分析が必要だったり、特に論理的に物事を相手に伝える力が求められたりします。
そうした訓練を積んできている理系の大学院生が求められているのです。
実際、年収1500万円以上にしぼって、最終学歴が国内の大学の文系か理系、もしくは海外の大学かを分析すると、少数派であるにも関わらず
国内理系が33.0%と最も高く、国内文系の31.9%とほぼ同等です。経営・経済系の文系出身者よりも理系が活躍している実情がうかがえます。
もっとも、文系でも高収入を得て、活躍している人はいます。それは金融系の営業職に多く、どちらかというと個人の成果の見えやすい分野で成果を上げている人たちです。
先のランキングで7位の関西大学もその一つ。営業系職種の人が年収を引き上げています。文系だからといっても金融営業系にはチャンスがあるということです。


1東大大学院 977万
2東京工業大学大学院 970万
3京都大学大学院 928万
4慶應義塾大学院 909万
5東京大学 864万
6北海道大学 860万
7関西大学 849万
8東京外語大学 840万
9東京理科大学 827万
10九州大学 824万
11大阪大学 818万
12東北大学 808万
13慶應義塾大学 784万
14同志社大学 776万
15一橋大学 768万 
16一橋大学大学院 767万
17名古屋大学 764万
18 横浜国立大学 758万
19早稲田大学大学院 752万
20京都大学 739万


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東工大970万>>>早稲田大学院(理工)752万