>>18
望月慎
「ヴィクセル的累積過程」への疑問

・「ある利子率に対して成長率が固定的」という前提は強引で、「為にする議論」になっていないか。

、、、、@利子率以上に投資案件は消化され、限界投資収益率は利子率に収束していく。

、、、、A低金利による投資増加は、資源逼迫によるコスト上昇をきたし、投資収益率を引き下げる。


「ヴィクセル的累積過程」への疑問2

・中央銀行が操作できる”コールレート”と、市中における投融資の金利(”市中金利”)は別物。

、、、、中央銀行が設定できるのはあくまで準備預金調達コストであって、信用創造(マネーサプライ発行)
のコストを”直接”設定することはできない。

、、、、インフレ率が高まり、物価連動型資産が選好されるようなら、仮にコールレートが低くても預金漏出を
防ぐために対抗的に銀行預金金利を上げる必要が出てくることもあり得る。