>>964


現在、国債はプラス金利(超長期)とマイナス金利(短期)が存在する。

これら プラス金利とマイナス金利によって それを購入する市中金融機関は
この取扱いは異なる。 

国債の仕組みとして、 10年債以下は (個人向け国債をの除く)は割引債と
呼ばれるもので、発売当時の利子(変動しない)を含んだ形で販売され
期間を過ぎたら 表紙の額面を受け取るもの。
だから、プラス金利で金利分を引いた国債が販売され
マイナス金利では 金利分を上乗せした国債が販売され 
額面の資金を期日になったら受け取れるもの。

国債の利払いは年二回だから、利払いの発生する前に転売すれば 利子の影響を
受けることはない。 マイナス金利でも利払い前に 市中金融機関が
政府から買った同じ価格で転売すれば利子による損失はないと。
また、プラス金利の国債は市中金融機関の重要な収入源であり 償還期限までに
日銀に転売すれば あとは日銀が政府にその国債の価値に等しい元金の払いを
求めるか否かは 日銀の自由である。

なぜこのような仕組みを考えるかというと、 日銀と政府の間で資金の流れを
直接的にすると財政ファイナンスになりうる。
つまり, 財政的民主主義の喪失にもなりかねない。
それを防ぐために、 政府と日銀以外の三者以上仕組みで資金(国債)の流れを
作る必要があると。

この仕組みを明示的な態度を日銀がすることで 市中金融において
損失を出さない 円滑な仕組みにしたいものだと。