現実世界には男女両方から同じぐらい人気な人というのが下手したらクラスに一人ぐらいの割合でいるのに二次元媒体になると男性向けか女性向けかのどっちかしかないみたいな感じになってるのはどういうことなんだろうな
そもそもテレビタレントとして活躍してる人はだいたい学生時代とかにそういうポジションにあった人だったわけで、特にゴールデンタイムのテレビ番組が万人向けとされているのはそういうタレントで出演者陣を固めることができているからだろう
二次元において男女両取りジャンルというと男性が好む要素と女性が好む要素を別個に内包したものという認識があるがテレビなどではそうではない

男女にとってともに好感度が高いタレントがピンで出ていたらそのタレントの性別に関わらず万人向けのテレビ番組だ
もしテレビ番組が女性向けとか男性向けとかなるとしたらそれは出演者の性別が不自然に偏っているときだろう
それはリアルにおいて街中などの公的な空間において男女ともに同じぐらい存在するのが通常だからでありだからこそ男女の偏りがある空間では別の意味合いを帯びてくるというだけの話だと思う(ピンでの出演は例外)
すでに万人向けと認知されている番組において出演者陣から女性あるいは男性だけを出さなくしたらどうなるだろうというたらればには意味がないわけだ
それは今の番組構成で全体をなしているものなのだから

しかし二次元においては万人向けに思われるものに対しても「別個の要素に分解できる」と決めつけにかかってやみくもに男性向け女性向けの要素を抽出しようとする
これには大いに疑問があるわけで純粋に「男女に人気な人、番組」があるようにそういう二次元作品があってもいいじゃないかと思う
それとも二次元という媒体というか表現技法自体が持つ制約が絡んだ、純粋な万人向けというものが成立しえない理由があるとでもいいのだろうか