>>515 続き

■日常のクルマ使用に不安を抱く必要なし

 ということなので当該車両に乗っていても不安を抱く必要はないだろう。ダイハツは当初からトヨタのように詳細の説明をすればよかったのに。はたまた今回発表したトヨタの不適切事案、問題なしと判断して「不適切事項ありませんでした」と発表しても何ら問題無かったと考える。聞けば豊田章男会長が直接「全ての書類を調査して国交省に対し申請した内容と、実験/試験データの齟齬あればどんなことでも報告すること」と指示を出したという。

 ちなみに本日発表された不適切事案の記者会見の出席者は他の企業が社長なのに対し、トヨタだけ会長。会長出なければ「当時の責任者なのに現社長に責任を負わすのか!」と言われ、かといって会長出てくれば「佐藤社長は操り人形だった」みたいなことを言われる。どちらにしろ叩かれる。この手の記者会見、本来なら当時の責任者が登壇すべきだと思う。なかには自分が社長やってた時に出た不正なのに、関係ない後任社長に責任取らせる人もいる。

 ここは会長の登壇でいいと考えます。認証不正問題については、これまでも豊田章男会長が説明してきたからだ。

 ただ佐藤さんの存在感を薄めるのもよくない。佐藤さんのコメントもあったほうがいいと思う。また、トヨタ以外の企業を見ると不適切事案の詳細を出したり、出さなかったり。日産のように「皆無」という企業もある。日産、ルノー分もあるし下請けいじめの調査もある。詳細確認は大変だったと思う。

 いずれにしろ、自動車産業は問題ないと思われるデータだったとしても全て公開すべきだろう。