2024-03-12 00:25:01
とても残念なことに国の方針なのか燃料電池乗用車はしばらくの間、開店休業状態となりそうです
2024年3月12日 [最新情報]
https://kunisawa.net/?p=67299

燃料電池車MIRAIは乗ると文句なし! 本日、クラウンセダンのハイブリッドに試乗したけれど、MIRAIの方が圧倒的に静かで滑らかでドライバビリティは勝る(クラウンセダンの燃料電池も同じく素敵)。水素ステーションさえあれば、エンジン車と全く同じように乗れます。これほど優れた技術が、国の方針によって事実上の終焉を迎える流れになってきた。
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4月1日からエネオスの水素販売価格が1kgあたり1650円から2200円になる(イワタニは依然として1210円のまま)。東京には名目上、19カ所の水素ステーションがある(3~4カ所はやってない時が多い)。このうち7カ所2200円のエネオス。しかも設備の更新が必要になり、高価な投資をしなければならないステーションを閉めていくというウワサも出てきた。

国は水素ステーションに対する厳しい規制を変える気配無し。当然ながら直近の2~3年で水素ステーション増えることなど考えにくい。私の家から15分の距離にある水素ステーション2つのウチ、東京ガス練馬はやってない時の方が多く最初から使い物になってない。高井戸はエネオスで2200円となりしかも明らかに不採算。おそらく閉鎖する候補に入っていると思う。

一番近いのが1時間の距離にある芝公園。10年経ってこんなです。東京ですら燃料電池車に乗れない環境になってしまう。カーボンニュートラルを目指す時代にナニを考えているのか。水素を1kgあたり400円以下で作れる技術も出来た。なのにホンキで普及させようという動き無し。参考までに書いておくと、アメリカも水素ステーションを閉め始めている。
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アメリカの51州である日本も「右へならえ」です。ホンダは間もなくCR-Vの燃料電池PHEVを出すが、日本でもアメリカでも強い強い向かい風を受け失速することだろう。何よりMIRAIほど出来の良いクルマを二束三文にしてしまうことに悲しさを覚える。かくなる上は現時点で東京を超える34カ所の水素ステーションを持つ愛知県に燃料電池車を集中させ、生き延びる手を打つべきかと。