新車販売トレンド10年で変化? ガソリン高騰も車重あるSUVやミニバン人気が変わらぬ理由
2018.11.06 国沢光宏
tags: 役立ち情報, 雑学
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ガソリン価格が一時160円を記録し、約4年ぶりの高値とガソリン高騰が続いています。10年前のガソリン高騰時はハイブリッド車が爆発的に売れました。
しかし現在のガソリン高騰では以前とは販売動向が違ってきているようです。

ガソリン価格、4年ぶりの高値でユーザーの車購入傾向に影響ある?

 ガソリンの高値が続いています。2008年にガソリンの店頭価格が180円超えをした時は爆発的なハイブリッド車の普及をもたらしました。
今回もユーザーの購入傾向に大きな影響を与えるのでしょうか? いろんな観点から考えてみます。

 まず「なぜガソリンは高騰になったのか」という点から。ご存知の通り、原油の採掘価格は基本的に変わらず。正確に書くと徐々にコスト高となっているものの、
急騰するレベルではないです。

 ガソリン相場に決定的な影響を与えているのが、アメリカとイスラエル、そして中東の政情です。このあたりの駆け引きで原油の相場が大きく変わってきます。
投機的といってもよいです。

 現在、アメリカと世界第二の産油国として知られるイランの関係が険悪。アメリカは日本を含む同盟国に対し「鎖国しろ」と通達を出しています。
当然ながら原油の調達先が減るため、相場は高めになってしまうのです。

 前回の高騰時は1バレル(原油を運んでいた樽の容積。159L)あたり100ドルを突破した。今回はそこまで高くなっていませんが、
62ドルという2015年来の高値となっています。