Pやんのよもやま話☆7

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0001ハニ〜 ◆w98CQlhe.c 2018/03/27(火) 14:00:49.820
みんな仲良く!

0952砂蝉ととぉおがわととぉお奉行やこちゃん ◆YAKKO/5Yho 2018/04/08(日) 11:59:22.160
>>950
ととぉ…花粉症ので…(*`゚Д´)(っ*`з´)っ・:∴
鼻水を、ちーんですので…(´・c_・`)




 ∞ヽヽ
 (::o゚ 3゚) 〜♀_(`O`)♪♪
 ミ_ノ コネコチャンデスノデ
"""~"""~"""

0953Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/08(日) 12:50:48.500
Djavan - Açaí
https://www.youtube.com/watch?v=KBJ6VgqnL8s

0954Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/08(日) 12:53:13.730
>>937
ありがとー
了解です(^^)/

>>938
コンビニの焼き鳥食べることたまーにはある

0955Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/08(日) 12:54:32.650
>>948
子猫ちゃんアバレテるのかwww
かわいいだろうな〜
誰かもらいてがあるといいね

0956Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/08(日) 13:09:50.590
Milton Nascimento - Trem Azul
https://www.youtube.com/watch?v=ODk4FB5cQiw

0957夢見る名無しさん2018/04/08(日) 22:54:50.920

0958Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 04:45:55.460
>>957
聴いた
元気があっていいね!一生懸命唄ってるのが好印象でふ

0959Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 04:50:30.530
Monty Python - Always Look On The Bright Side Of Life
https://www.youtube.com/watch?v=X_-q9xeOgG4

0960Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 05:52:47.840
月曜日だ
また一週間が始まる(・´з`・)

Bill Withers - Lovely Day
https://www.youtube.com/watch?v=sYi7uEvEEmk

0961鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 08:23:31.920
Pやんおはよう
今度うどん屋に来るとき教えてください
外から見える窓際の席に座ってください
私が濟々黌の帽子をかぶって手を振って通りますから
気付いたら箸を振ってください

0962Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 08:51:09.370
イメージしてワロタw

0963鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 09:03:39.720
映画「幸せの黄色いハンカチ」みたいなイメージですよね
まあ高倉健をイメージしても私は見つからないでしょうけど

0964夢見る名無しさん2018/04/09(月) 09:42:00.170
>>963
砂蝉ロンギヌスと会話してみたら?
おもしろそう

0965鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 09:55:51.640
>>964
どこにおる?あんまり見かけんけど
昼間は仕事で留守なんでしょ

0966夢見る名無しさん2018/04/09(月) 09:59:38.440
>>965
昼間は、勝山としか書かんからな

0967夢見る名無しさん2018/04/09(月) 10:07:26.040
>>961
ワロタwwww

0968夢見る名無しさん2018/04/09(月) 10:13:08.470
>>966
勝山wwww
連れてくるなよー絶対連れてくるなよwww

0969夢見る名無しさん2018/04/09(月) 10:15:38.690
>>965
博識★天才★ロンギヌスの★2
http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/yume/1522598495/l50


ハニ〜ちゃんの独り言☆16
http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/yume/1522751471/l50

0970鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 10:48:02.140
留守留守、怖い人しかおらん
昼はみんな忙しいんだろ

0971Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 11:51:16.170
母   アンデルセン 鈴木三重吉訳(著作権は切れています)



母が、小さな子どものそばに座って、悲しみ、沈んでいました。
 母には、その子が死ぬのではないかと思われました。子どもは小さな顔を真っ青にして
目をつぶったまま、つまるようないきをしています。ときどき、ためいきでもつくように
深いいきをしています。母はそれに気がつくと、なおなお悲しそうに見まもっていました。

そのとき、ことことと部屋の戸をたたく音がして、一人の、見すぼらしい、何だか、馬に着せる布のような
大きな布をまとった老人がはいって来ました。
寒い冬の晩なので、そんなものでもかぶっていなければ、とても、たえられないのでした。
部屋のそとでは、すべてのものがことごとく、氷と雪とにおおわれており、人の顔を切りきざむような
きつい風が吹いているのです。

 老人は、がたがたふるえています。母はちょうど、子どもが、ちょっとの間しずまったので、
その間に立っていって、老人に飲みものを、小さな壷に入れて、暖炉の上にのせてあたためました。

0972Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 12:11:39.550
老人はすわって、子どものゆり床をゆすっています。母はそのそばの古椅子にかけて、
子どもの苦しい息づかいを見ていました。
「どうでしょう。なくなりはしないでしょうね。神さまは、この子をとり上げておしまいになりはしないでしょうね」
 母は、子どもの小さな手を取りながら、老人に聞きました。

この老人が、『死』そのものでした。
 老人は、そんなことはないと言うような、そして同時に、どうせ、そうなってしまうよとも言うような、
変な、うなずき方をしました。

 母は、顔をふせました。涙が頬をつたわって落ちました。
今日で、三日三晩も寝ないで、気持ちがぼうっとなっていた母は、そのとき、こくりと、いねむりをしました。
それもただ、ほんの、またたき一つする間、とろりと眠っただけですが、
間もなく、はっと目をさまして、寒さにふるえ上がるといっしょに、「おや」と、びっくりして、あたりを見まわしました。
 
老人がいません。小さなわが子も、いなくなってしまいました。
いうまでもなく、老人がつれていったのです。
 部屋の片すみでは、柱時計がしゅうしゅうと変な音をたてています。と思ううちに、重たい鉛の振子が、
がたんと、床の上に落ちました。そして時計はとまりました。

0973Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 12:26:31.920
母は泣きさけびながら、子どもを追っかけて飛び出しました。
外にはまっ黒い着物を着た一人の女が、雪の中に立っていました。その女が言いました。
「死は今まであなたといっしょに、お部屋の中にいたでしょう。たった今、その老人は、あなたの子どもをつれて
出ていきましたよ。風よりも早くかき消えてしまいました。
 あの老人は、一どさらっていったものは、もう二度とつれかえってくれません」

「いったいどっちへいきました。どっちへ向かっていったのでしょう。おしえてください。さがし出して来ます」
と母は言いました。

「私はちゃんと見ていました。では、そのまえに、あなたがこれまであの子にうたって聞かせた歌を、
ここで私に、すっかりうたって聞かせてください。そのあとで言って上げましょう。私はその歌がみんな好きです。
まえにも聞いたことがあります。私は『夜』です。私はあなたが歌をうたうたびに、あなたの涙をみました」
「それではうたいます。みんなうたいます。そのかわり早く言って下さい。おくれて、あの『死』ににげてしまわれては
こまります。子どもが見つからなくなると、たいへんです」
 『夜』はしいんと黙ってすわっていました。

母は両手をのじって、もだえながら歌いました。そしてしくしく泣きだしました。泣き泣き多くの歌をうたいました。
 しかし涙は歌の節よりも、もっともっと多く流れおちました。
『夜』はしまいに言いました。
「右手へいらっしゃい。右手の暗い樅の林へ。『死』はあなたの子どもをつれて、その林の中へはいっていきました」

0974鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 12:31:44.580
Pやん

0975Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 12:37:10.240


森の中では、道が十字に分かれていました。母はどっちへいったらいいかと、まどいました。
 そこには一むらのコスモモの茂みがありました。冷たい冬ですから、葉もなければ、花もさいてはいません。
小さな枝々には、すっかり、つららが下がっていました。
「あなたは『死』が私の子どもをつれて通ったのを、見やしませんでしたか」と、母はそのコスモモに聞きました。

「ええ見ました。だけれど、私は今にも、こごえて死にそうです。私を胸にあててあたためて下さらなければ、
言っては上げません。私は氷になってしまいそうです」とコスモモは言いました。
 母はコスモモを、しっかりと胸におしつけて、あたためました。コスモモのとげが肌にざくざくささって、
血が大きなしずくになって流れおちました。
 コスモモにはそんな暗い冬の夜の中で、青々した若葉がどんどん出て来ました。そして花も開きました。
悲しみにみちた、人の母の胸は、それほどまでにあたたかいのです。
 コスモモは、母に『死』の行った方角をおしえました。

0976鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 12:38:50.780
恐ろしか〜、そんな怖い話を子供に読み聞かせられませんよ

0977夢見る名無しさん2018/04/09(月) 12:42:56.380
ロンギに朝からとっちめられてたからなー
名誉挽回なんや

0978鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 12:45:12.690
アンデルセンこわ〜
ラジヨでこんな話聞きながら運転しよったら
橋の上に亡霊が見えそう

0979鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 12:47:56.530
>>977
ホラー選手権かよ
やめさせてください
Pやんの朗読は怖いって

0980夢見る名無しさん2018/04/09(月) 12:49:01.190
怖い怖い怖い

0981Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 12:51:52.370
行くうちに、大きな湖へ来ました。そこには、船もボートも何にもありません。湖水の表を歩くためには、
まだ氷がうすいし、水の中を渡ろうとするには、あまりに凍りすぎていて、すき間がありません。
それでも、母は子どもを見つけようとするからには、どうしても、ここをわたらなければならないのでした。

  母はこごんで、湖の水を飲みほそうとしかけました。そんなことが、とても出来るわけはありません。
それでも、悲しみにあまったこの母は、こんなときには、ふだん人間に出来ないことでも、かならず出来おおせるような
気がしました。
 「いやいや、それはだめです」と湖水が言いました。
「それよりも、二人で話をつけたほうが早い。私は、真珠を集めるのが何より好きです。
あなたの目は私がこれまで見たことのない、きれいにすきとおった二つの真珠です。
あなたが、その目を二つとも、私の水の中へ泣き落として下さったら、すぐ向こうへわたして、
『死』こしらえている、温室へ入れて上げましょう。『死』はその温室の中で、いろんな木をそだてています。
その花と木とが、どれもみんな人間の『生涯』なのです」

「ああ、あの子さえとりかえすことが出来るなら、何でもよろこんでお上げします」
母はこういって、なおいっそうはげしく泣きました。
二つの目は、その涙で流れ出て、湖水の底へおちこみました。そうしてとうとう、二つの真珠になりました。
 湖水はすぐに、母をかかえ上げて、ちょうど羽根の上にでも乗せたように、ふわりと向こうの岸へ
うつしてくれました。

0982夢見る名無しさん2018/04/09(月) 12:52:29.430
>>979
しらんがな

0983夢見る名無しさん2018/04/09(月) 12:53:28.060
予想
子供は死にます

0984夢見る名無しさん2018/04/09(月) 12:54:59.740
母親とあの世で再会する

0985夢見る名無しさん2018/04/09(月) 13:01:33.780
母親が間に合わなくて子供だけ死ぬ
死神のせいで母親の目の前で子供が死ぬ
母親が命まで差しだすが子供も母親も死ぬ
子供を助けようとして母親が死ぬ
死神が突然死ぬ
どうしたって誰か死ぬ

0986Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 13:03:18.830


その岸には、長さが何里もあるとも分からないような、おそろしい大きな家がたっていました。
だれが見ても、それが建てものであるか、森や、洞穴のある山なのか、まるで見わけがつかないくらいです。
 それが『死』の家でした。
 でも、両眼をなくした母には、もとより、そこに、そんな家があるのが、見えるわけもありません。
 家のまえには、一人の年をとった、髪のまっ白な老婆が、歩きまわって番をしていました。
「私の子どもをつれていった『死』は、どこにいるでしょう」と母はその老婆にたずねました。

「『死』はまだかえって来ません。あなたはどうして、ここがへ来る道が分かったのです。
だれに知恵をかりて来たのです」と老婆は聞きかえしました。

「それは神さまがたすけて下さったのです。神さまは慈愛にみちておいでになります。
どうかあなたもなさけを持って、私の子どものいるところをおしえて下さい」と母はたのみました。

0987鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 13:13:02.980
もう怖いって

0988Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 13:17:08.200
「それは私にもわかりません。あなたにも目ではみえません。今日は、この家の中の、いろんな花と木がしぼみました。
『死』は今にかえって、それを植えかえます。あなたは、人間にはだれでも、めいめい、自分自分に定められた『生涯』の
花と木とがあるのを、ごぞんじでしょう?それらの花や木は、あなた方の見ておいでの、ただの植木と同じかっこうを
していますが、ただ、違うのは、『死』が植えている花や木には心臓があって、脈を打っています。
その脈のうち方を聞き分けたら、多分これがあなたのお子だということが分るでしょう。
このほかに、まだもっと言って上げることがある。そのかわりに、いったい何を私に下さるのです?」

「私にはもう、何にもさし上げるものがありません。この上は、もしあなたのために、世界の果てまででも、
行けとおっしゃればまいります」

「そんなところへ行ってしまっては、何をして上げることも出来ない。それよりも、あなたの長い黒い髪を下さい。
それがどんなに美しいかは、あなたにも分かっているはずです。私は、あなたのその髪が好きだ。
代わりに、私の白い髪を上げます。それでも、無いよりはましでしょう」

「もう外に、おいりになるものはありませんか。この髪なら、よろこんでお上げします」
 母はこう言って、自分のうつしい髪をすっかり老婆にわたし、老婆の髪をもらってつけました。

0989夢見る名無しさん2018/04/09(月) 13:23:56.300
このおばさん暇なの?

0990夢見る名無しさん2018/04/09(月) 13:27:28.150
ロンギのほうがもっと暇だろ

0991夢見る名無しさん2018/04/09(月) 13:28:15.910
 四

母は、その老婆につれられて、大きな、『死』の家の中にはいりました。
 中には、おどろくばかりの多くの、花と木が入りみだれて、うわっていました。鐘の形をした、ガラスの器の下には、
ヒヤシンスの花が、一むれうわっています。そのなかのいくつかは、さいたばかりでいきいきしており、
あるものは、やや、しなびかけています。
 それらのすべてのヒヤシンスには、水の中に住む蛇がまきつき、茎には、かにがこびりついています。

 又そちらには、はでやかなシュロの木や、カシの木や、オオバコ、オランダセリ、花のさいたタイムという、香の草などが
茂っています。
 それらの木や花には、一つ一つ名前がついています。それがみんな、人の『生涯』なのでした。
それをわりあてられている人々は、みんなまだ生きていて、世界中のすべての土地に、ちらばっているのです。

そのほか、いくつもの小さな壷の中に、大きな木が一束ねにして突っこまれているものもあります。
壷が、はりさけそうになっています。こちらには、小さな、よわよわしい花がいくつとなく、肥えた土の中に
植えられて、まわりに苔をおかれて、だいじに育てられています。

0992Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 13:38:12.970
目の見えない母は、あらゆる小さな木と、小さな花の、一つ一つの上にこごまって、その中に脈を打っている、
心臓のひびきを聞いてまわりました。そして何百万という数の中から、とうとう自分の子どもの『生涯』の木を
見つけ出しました。
「ああ、これだ」と母はさけびながら、ある一つの小さなサフランの花の上に、両手をひろげました。
その花は、すっかりしなびて、青ざめはてていました。

「その花にさわってはいけません。それよりも、ここにすわって待っていらっしゃい。もう『死』は、今にかえって来ます。
『死』がかえって来たら、その花だけは、抜かせないようにおしなさい。それを抜きとるならば、ほかの花をみんな
抜いてやるぞ、とおどかしておやりなさい。そう言えば、びっくりしてやめます。
『死』はここにある花や木は、神さまにすっかりお話しして、抜けというお許しが出るまでは、ただの一本も
勝手にぬくことは出来ないのですから」
 老婆はこう言いました。とふいに、氷のような冷たい風が、さっと家の中に吹きこんで来ました。

0993夢見る名無しさん2018/04/09(月) 13:41:01.520
母ちゃんガンバレ

0994Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 13:52:38.760
 盲いた母は、『死』がかえって来たのだと、かんづきました。
「どうして、道が分かったのです?どうして、私よりも早く来れられたのです」と、『死』が聞きました。
「それは、私は母ですもの」
『死』は長い片手を伸ばして、母が見つけた、小さなサフランの花に、さわろうとしました。
母はその葉一つへも、ふれさせないように、両手を固くかざして、花の上をおおっていいました。

 すると『死』は、母のその手へ、氷をふくんだ風よりも、もっと寒い息をふきかけました。母の手はしびれて、
ひとりでにたれ下がりました。
 「どんなにもがいたって、わたしにはかなわないよ」と『死』は言いました。
「でも神さまならどうにでもなさる」と母は答えました。
「私は、神のお言いつけのとおりをするだけだ。私は、神の園丁だ。神のすべての木と花とを、
私はあずかっている。その花を、人のしらない国にある楽園にうつしうえるのが、私の役目だ。
しかし、うつされた花が、楽園でいかに生い立つか、楽園が、どんなところであるかということは
お前には話されない」
「私のあの子をかえして下さい」と、母は泣いてたのみました。母は両手でもって、ある二つの、
かわいらしい花をにぎりました。
「私のいうことを聞いておくれでないなら、このすっかりの花を、みんな引きさいてしまう」と母はさけびました。

0995Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 14:04:16.450
「その花にさわるのはおよし。お前さんは、自分のことを、さも、不幸なもののように思っているが、その花をちぎってしまえば、
ほかの母が、また悲しむわけじゃないか」
「よその母の人が」と、母はそれを聞くなり、手をはなしました。

「ほら、お前の二つの目を上げよう。私は、それを中から取って来た。その二つの目がきらきらと、
水の中でかがやいていた。
 そのときには、それがお前の目であるとは気付かなかった。さあ、それをはめてごらん。
これまでよりも、ずっとすきとおった目になっている。それをつけて、あの、じきそばの吹き泉の中を
のぞいてごらんよ。お前がたった今引きぬこうとした、二つの花の名前を言って上げよう。
そうすれば、お前が、どんなものを、さきつぶそうとしたのかが、よくわかる」

母は吹き泉の中をのぞきました。見ると、そこには、さっきの二つの花の生涯があらわし出されていました。
一つの花は、人の世界への祝福でした。それこそ、はかることの出来ないほどの多くの楽しさと喜びとを、
まわりに広げています。それを見ると。だれだも一人でに、よろこびにみちて来ます。

0996Pやん ◆o5VihmKPXBMm 2018/04/09(月) 14:20:42.430
母は、つぎにはもう一つの花の生涯を見ました。それは苦労と貧困と、不幸と凶事との一生を見せていました。
「しかし、これはどちらも神のおぼしめしなのだ」と『死』は言いました。

「では、さっきのどちらの花がその不幸の花で、どちらがこの幸福の花なのです?」と母は聞きました。
「それは言われない。ただこれだけのことを言って上げよう。この二つの花の、どちらか一つが、お前の子どもの花なのだ。
あらわれている二つの生涯の、どちらか一つが、お前の子どものこれから先の一生なのだ」

 母は怖れに打たれて、青くなってさけびました。
「どっちが、私の子の未来なのです。言って下さい。罪のない私の子を、救って下さい。
あの不幸から救い出して下さい。いっそのこと、あの子をつれてってしまって下さい。
神さまのお国へ、つれてって下さい。今までの私の涙を、忘れて下さい。かえして下さいと、
頼み頼みしましたのも、みんなうそです。私のしたことも、みんなとり消して下さい」

「お前はわけの分からないことを言っている。つまり、お前の子をとりかえしたいというのか。
それとも、お前の知らない、あの楽園へつれていけばいいのか。どっちだ?」

 母は、両手をつかみねじってもがきながら、膝をついて神に祈りました
「あなたのおぼしめすとおりが、いつでも一ばんよいのです。もし私が御心にさからったことをお祈りしましたら、
お聞きにならないで下さいまし。ほっておおきになって下さいまし。どうぞお聞きにならないで下さいまし」
母はこう言って、頭を、胸の上にうなだれました。

『死』は、この母の子どもをつれて、分からない世界へかけ去ってしまいました。

      おしまい

0997鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 14:40:54.740
え〜、淀川先生の解説なしでは理解できません
何が言いたい映画なんですか

0998ハニ〜 ◆w98CQlhe.c 2018/04/09(月) 14:41:04.550
ちょっと読みたくないw

0999鍋佐瀬 ◆zXq5Froj36 2018/04/09(月) 14:51:10.150
スレの更新をお願いします

1000夢見る名無しさん2018/04/09(月) 14:55:43.990
アホ

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