刑法各論
川端 博、明照 博章、今村 暢好・著
(成文堂)
ISBN:978-4-7923-5415-2
Cコード:3032
A5判、240ページ
定価:2,400円+税
発売予定日: 2024年3月5日
令和5年の刑法改正や判例・学説の動向に対応した刑法各論の入門書。法学部の
学生だけでなく裁判員となり得る市民や刑法に興味をもつすべての方々が理解
できるように、刑法上の犯罪について分かりやすく説明し、刑法各論の全体像が
つかめることを目標とする。
応用刑法2──各論
大塚 裕史 著
(日本評論社)
予価:税込 4,400円(本体価格 4,000円)
発刊年月 2024.03(下旬)
ISBN 978-4-535-52769-0
判型 A5判
ページ数 576ページ
『基本刑法Ⅱ』で学んだ知識を、より深く、正確に理解させ、使いこな
せる力に変える。法セミ連載を大改訂した実務刑法学入門。
新 刑法犯・特別法犯 犯罪事実記載要領〔改訂第6版〕
髙森 高德・原著、宮 友一・編著
(立花書房)
価格:¥2,860(税込)
発売日:2024/3/7
単行本:416ページ
ISBN:9784803742954
寸法:21 x 14.8 x 2 cm
実務上利用頻度の高い記載例を厳選。
性犯罪に係る刑法改正(不同意性交等罪等)、性的姿態撮影等処罰法の制定等に対応し、
記載要領のみならず、判例、捜査事項等についても解説。
成文堂書店の近刊案内より。
3月
『刑事法ジャーナル 第79号』
刑事法ジャーナル編集委員会 編
税込定価 2,200円
978-4-7923-8885-0
『因果関係論と危険の現実化』
里見聡瞭 著
税込定価 5,940円
978-4-7923-5418-3
ちくまプリマー新書 454
刑の重さは何で決まるのか
高橋 則夫・著
(筑摩書房)
ISBN:978-4-480-68475-2
Cコード:0232
新書判、208ページ
定価:800円+税
発売予定日: 2024年4月10日
犯罪とは何か、なぜ刑が科されるのか。ひいては、人間とは何か、
責任とは何か?――刑罰とは究極の「問い」である。早稲田大学
名誉教授が教える刑法学入門。
因果関係論と危険の現実化
里見 聡瞭 [著]
(成文堂)
本体価格(予定) 5400円
ページ数 260p Cコード 3032
発売予定日 2024-03-15
ISBN 9784792354183 判型 A5
主に英米法の因果関係論に焦点を当て、「行為の危険性が結果に実現
しているか」との観点を重視する我が国の判例の立場とされる因果関
係論における「危険の現実化」の判断構造を考究する。
>>355
タイトルは魅力的だね。
ちょっと調べたのだが著者は都立大の助教とか。
おそらく都立大の紀要の連載を加筆訂正したものと思わ
れる。
ただ「主に英米法の因果関係論に焦点を当て」という
部分が気になる。
それと都立大の助教ということは前田先生の孫弟子という
ことになるのかな。
前田説の影響も気になるところではある。 英米の因果関係論といえばハートの邦訳のある井上祐司先生あたりか。
木村光江とか星周一郎とか都立大系は英米法からアプローチする人が多いな
はじめて学ぶ人のための刑法
加藤 正明・著
(ぎょうせい)
判型 四六判・384ページ
ISBN 978-4-324-11325-7
発行年月 2024/03
販売価格 2,750 円(税込)
令和6年3月下旬発売予定。現在予約受付中です。
刑法演習サブノート210問 <第2版>
井田 良、大塚 裕史、城下 裕二、髙橋 直哉 編著
(弘文堂)
出版年月日 2024/04/02
ISBN 978-4-335-35977-4
Cコード 1032
判型・ページ数 A5 並製 ・ 444ページ
定価 3,190円(本体2,900円+税)
刑法の学修を最も生産的かつ効率的に行うには、教科書と演習書の間にある
ギャップを埋める論点書を利用することです。
本書は、刑法総論・各論の重要論点を網羅し、教科書に書かれていることが、
どのように事実にあてはめられかを示すことを通じて、事例演習に立ち向かう
ための十分な知識と思考力を読者に与える論点書となっています。
1項目2頁。1頁目(表)に簡単な設例と質問、そして、参考判例を、2頁目
(裏)に解説。
基本的に1項目1論点。なかみは、条文を確認するものや、判例を確認するもの
ばかり。
しかも、1冊で刑法全体をカバーしています。
全国の法学部・法科大学院で、刑法の授業を担当している45名の先生方の「こう
いうところを基本として押さえておいてね」というメッセージを集約した論点書。
初学者はじっくりとこの1冊に取り組んで基礎固めを、法科大学院生は短期間で
集中的にこの本を読んで知識の欠落部分の補充に役立ててください。
法改正、重要判例を盛り込むことに加え、さらなる使いやすさを求めて、解説の中
で重要なところや特に注意すべきところを太字に、また、各項目ごとに数個のキー
ワードを挙げ、論点が何かがひと目でわかるようにしました。
さらに、210問の中で、特に重要と思われる100問に★マークを付けて、メリハリの
効いた学修が可能になるよう、工夫してあります。
読者によりフレンドリーとなった待望の最新版です。
山口先生の危険犯の研究(新装版)買うかどうか迷うなーw
立ち読みしたら、「復刊によせて」で進捗度説とかにも言及してるんだよなw
「復刊によせて」だけコピればいい話なんだけどなw
川端ほか『刑法各論』(成文堂)はやはり、
川端先生の1冊本(成文堂の刑法)の各論部分を令和5年改正に対応させて
アップデートして改定したもののようだ。
>>350
入門書 っていらないよね。司法試験には。 過失犯を勉強するのにお勧めの基本書、専門書ありますか?
>>364
新旧過失論の対立のポイントは
【過失犯を故意犯のアナロジー(類推)で説明する思考枠組み】を採るか否か。
すなわち、
旧過失論に立つならば、責任段階で初めて故意と過失が区別されることになる。
つまり、構成要件・違法性レベルにおいては故意と過失は変わらない。
したがって、故意犯ではこうなっているから過失犯も同様の構造であるべきという
主張が成り立つが、新過失論は、故意と過失は構成要件からして異なるとされるので
そのような類推ができない。
ラディカルな旧過失論者として小林憲太郎教授が挙げられる。
ラディカルな新過失論者として樋口亮介教授が挙げられる。 ちょっと訂正。
新過失論ではそのような類推ができないとしたが、
より正確にいうと「類推がしにくい」とすべきかな。
新過失論でも過失犯を故意犯のアナロジーで説明しようとしている人もいるから。
0368氏名黙秘2024/03/11(月) 21:26:11.52ID:DNlXEt4+
樋口先生はそもそも、
新過失論の判断枠組みは
明治時代の大審院の時代、英米法から示唆を得て確立されているもので、
むしろ旧過失論なんだよ、、、
それを、新過失論って呼ぶのはそもそも順番としておかしいって話。
これこそ法律家の論証なんだよね。
東京弁護士会から独立した弁護士たちが
あたかも自分たちが元祖本流のような第一東京弁護士会を名乗るのと似ているw
過失犯論では、次の点は大事だね。
体系として構成要件的(あるいは違法)過失を認めるか=どこで故意犯と過失犯を区別するか
過失は単なる心理状態か?
認識のある過失の扱いはどうする?
論文試験答案としては構成要件的過失を使って書くべきだけど。
0372氏名黙秘2024/03/15(金) 22:33:37.77ID:4er4GY5j
会社管理職になり、不当要求防止責任者になれ。
そうしたら、それぐらい偉くなったら、
刑法実務が分かる。
下っ端だと分からんよ。
予備試験に向けて、読むべき基本書があれば教えてください。
独学初学者です。
>>373
NBS刑法1・2。あと論点本として徹底チェック刑法。 刑法は寄り道せず つ変な知識や体系はいつまでもノイズになる
普通に最後まで使える基本書に
最初から取り組んだ方が近道だよ
質問
NBS刑法は
構成要件的過失を認めつつ
過失の標準について折衷説ではなく能力区分説に立つようなんだけど
そうすると構成要件が主観化するという批判を免れないのではないかと思うけどどうだろう?
刑法総論講義 第8版
前田 雅英 著
(東京大学出版会)
発売日:2024/05/22
ISBN:978-4-13-032400-7
判型・ページ数:A5 ・ 488ページ
定価:3,960円(本体3,600円+税)
定評ある前田刑法総論の全面改訂版。特殊詐欺、重大事故、性犯罪等、
大きな社会の変化への対応によって生じた最新判例の解析を踏まえ、
刑法理論の「現在」をわかりやすく示す。すべての重要論点の対立
軸を分かりやすく整理。独習者、法科大学院生、実務家も必携。
0381氏名黙秘2024/03/23(土) 15:16:13.01ID:xn6d46v6
>>373
伊藤真の刑法入門
これはまじで分かりやすい
これ読んだら伊藤塾の論文問題集
それから自分でどうするか考える 0382氏名黙秘2024/03/24(日) 06:01:53.68ID:Y5+lFLGN
刑法はみんな自分は得意だと思っている
試験と無関係なことなので、ひまな人だけ読んでください。
日本の現行刑法の理論体系に構成要件って必要なんですかね?
もちろん、個々の罰条の構成要件の充足性は各論として存在すべきですが。
新派の影響を受け罰条を細分化しなかった現行刑法では構成要件を体系として置く意味はないと思います。
行為、違法、責任の体系で十分。もちろん刑訴でも訴因記述に支障ない。
もうひとつ、
よく過失犯の議論でブーメランはいけないなどという批判があるけど、
故意犯でも過失犯でも並行的に成立を検討してはだめなのかな。
最終的には罪数論で吸収関係を論じれば済むわけだ。
そんなことをやってると、行為違法責任構成要件の体系に似てくるけど。
もうひとつ、
よく過失犯の議論でブーメランはいけないなどという批判があるけど、
故意犯でも過失犯でも並行的に成立を検討してはだめなのかな。
最終的には罪数論で吸収関係を論じれば済むわけだ。
そんなことをやってると、行為違法責任構成要件の体系に似てくるけど。
>>383
犯罪実体論と犯罪認定論を分けて考えるべきという鈴木茂嗣説に似てるかな?
>>384
故意犯と過失犯を並行して検討するというのは、故意犯と過失犯は構成要件からして異なるという目的的行為論からすれば妥当な考え方かもしれないが、過失不法を規律する法理が故意不法においても妥当する(例えば許された危険)と考える客観的帰属論からは二度手間ということになる。 >>386
実体論と認定論を分けて考えると言うよりも、道具概念としての構成要件論の有用性に疑問を感じた。
目的的行為論は採らないが故意犯と過失犯の構成要件は異なると考えるので、二度手間は確かにそう思う。
しかし、ブーメランと同じ手間でしかない(許された危険による故意違法の阻却)。 384です、386さんありがとうございます。
鈴木茂嗣刑法総論と曽根威彦刑法原論を入手したので今回の話題はここまでで。
犯罪と刑罰 増補新装版
チェーザレ・ベッカリーア 著、小谷眞男 訳
(東京大学出版会)
発売日:2024/05/22
ISBN:978-4-13-033207-1
判型・ページ数:四六 ・ 264ページ
定価:3,520円(本体3,200円+税)
“死刑・拷問の廃止”“罪刑法定主義”“応報刑から教育刑へ”などを
はじめて明確に提唱し、ドストエフスキー『罪と罰』にも大きな影響を
与えた近代刑法革命の金字塔にして社会思想の古典を、ベッカリーア
自身が手掛けた決定版に基づき刊行する。復刊にあわせ、新たに本邦
初訳の重要な論考(「犯罪と刑罰に関する一般法典の違警罪をめぐる
短い考察」)を収録。
10-2訂版 刑法・特別法 犯罪事実記載例集
土本武司 著(筑波大学名誉教授・元最高検察庁検事)
岡本貴幸 改訂増補(福岡高等検察庁刑事部長)
(東京法令出版)
体裁:B6判 上製ビニールクロス装 456ページ
定価:2,750円(税込)
ISBN:978-4-8090-1479-6
C3032 \2500E
発行日:令和6年4月25日
「簡潔ながらポイントを突いた犯罪事実」の決定版、待望の改訂!
■ハンディサイズ(B6判)に必要十分な記載例を登載。刑法の罪種を
ほぼ全般にわたって網羅。特別法の罪種は、実務上のニーズの高いもの
を精選し登載。
■刑法の各記載例には条文、特別法には条数・見出しを掲載し、実務で
の使い勝手にも配慮。
■冒頭に「犯罪事実の書き方」の基本を分かりやすく解説。
■「留意点」欄では、記載上の注意点や関連判例を数多く登載。
承継的共同正犯は百家争鳴状態だな
まさに魔境
判例はもはや因果的共犯論に依拠してないとか言い出してる樋口みたいなのもでてきてるから取る説に迷うし、もうごっちゃごちゃ
ちなみに構成要件的結果にだけ因果性があればいいっていう橋爪とかの説は結果無価値の人しか取れないからね(中田、承継的共犯の理論的根拠と限界、北大法政ジャーナル)←ネットでみられる
樋口はバカだから一切無視してよい
前田、曽根、山口説のラインで安泰
0396氏名黙秘2024/04/24(水) 23:19:54.38ID:bB4gpPNB
正犯と従犯が入れ替わる片面的幇助と矛盾なく答案が書ければいいでしょう。
0397氏名黙秘2024/04/25(木) 19:01:58.63ID:AvVYpW8t
慶應義塾大学通信(法・経済・文)
https://www.tsushin.keio.ac.jp/
・入試倍率は1.5倍。受験者の6割以上合格
・受験はネット出願で書類選考のみ(東京に行く必要無し)
・学費は年間僅か20万円(教材費レポート添削費用等込)
・新入生の45%(5割以上)が18歳〜29歳と若年層が増加
・卒業率は47パーセント。611人入学して288人卒業
春秋の年2回入学募集
インターネット出願対応で手軽に出願可(2021年8月11日〜)
・入学検定料2万円・健康診断書必要無し
・全キャンパスの慶應図書館利用可(医・薬・SFC・日吉・三田)
・通学生と違って、ほとんど通学しなくて可
・司法試験予備・公認会計士・税理士試験目指す学生多い
・卒業式・卒業証書・卒アルも通学生と一緒。三田会入れる
・3割の学生が関東以外の地域の学生。地方在住で学べる 「危険の現実化」説を一般向けの入門書で紹介したのは、おそらく山口厚「刑法入門」が初めてではないかと思うけど、最近出た、高橋則夫「刑の重さは何で決まるのか」は危険の現実化説を載せているのは勿論として、それが直接実現タイプと間接実現タイプに分かれ、後者はさらに「誘発」型と「危険設定」型に分けられることをきちんと紹介しているね
危険の現実化説が人口に膾炙したということなのかな?
0399氏名黙秘2024/04/29(月) 10:49:27.55ID:x6APXhLw
テスト
0400氏名黙秘2024/04/30(火) 22:48:57.22ID:pGSL0Yuh
因果関係論と危険の現実化
里見聡瞭 著
発 行 : 2024年3月10日
税込定価 : 5,940円(本体5,400円)
判 型 : A5判上製
ページ数 : 260頁
ISBN : 978-4-7923-5418-3
出版情報