Q.夢落ち2回って都合よすぎだろ?
A.あれは夢落ちではない
  疾走シーンの後貝が割れていたことからもわかる
  月はかぐや姫を監視していてどちらのシーンでも月が巨大化して激おこ状態になってる
  姫が月に背き取り返しのつかない事態になったため飛天(クリオネ)の力で時間を操作し無理やり月のシナリオに連れ戻した
  (絵コンテp.409-410より)  

Q.回想シーンの月のおばさんと海辺の親子は誰?
A.静岡県にある三保の松原に伝わる羽衣伝説
  (絵コンテp.750-751より)  
  海辺に松があり富士山が遠景に見えることから特定できる
  羽衣を松にひっかけて帰れなくなった天女と人間の男が出会う物語
  竹取物語の前日談としての羽衣伝説という位置付け
  この天女が覚えていた地球の歌をかぐや姫が聞いてしまったのがすべての始まり
  また天女の歌「まつとしきかばいまかえりこむ」は在原行平からの引用
  「まつ」は「待つ」と「松」の掛け詞になっており羽衣伝説の松と地上に残した家族への想いを重ねている
  http://shimizu-kaigan.net/asobu/miho.html

Q.あの小さくて可愛らしいお付きの者はなにもの?
A.女童(めのわらわ)
  主人の身の回りのお世話をする侍女見習いの女の子
  初期設定では名前はウメだった
  お迎えのシーンでわらべ唄を歌っていたのは子供や動物には天人の音楽が効かないからか

Q.花見のシーンでかぐや姫がすぐ帰ってしまったのはなぜ?
A.美しい桜を見て楽しかった子供時代と里のことを思い出し喜びに浸りきっていたが
  子供とぶつかり畏れられ謝られ逃げられたことで、自分はもはや他の人とは対等に扱ってもらえない存在であることを思い知った
  山の人間ではなく都で高貴の姫君、つまり姫にとっては「人ではない」存在として生きねばならない疎外感に耐え切れなくなった