>>272
一応質問には直接答えたけど、あまりにも投げやりな回答だったから、イメージを説明しておく。

まず満期保有目的債券に時価が反映されない理由は、時価の影響を全く受けないから。
満期日の時価が額面金額よりも高かろうが低かろうが、償還されるのは額面金額。
それに対して外貨建て満期保有目的債券に為替変動が反映される理由は、為替変動の影響を受けるから。
時価変動の影響は受けないけど為替変動の影響は受けるから、「簿価」を「CR換算」することが求められる。
為替変動の影響をも消したかったら、為替予約でも付すしかない。

ちなみに外貨建て満期保有目的債券の償還額を円転せずにそのまま再投資に充てる場合は、
決算日に為替差損益部分を「繰延ヘッジ損益」として繰り延べることができる。
そして君の言う通り翌期首に洗替処理が行われて、簿価×HRに戻る。
この場合は割引発行ではなく平価発行(償却原価法適用なし)が想定されているから、
償却による利息は考慮されていない(ARのせいでズレることはない)。