妖魔が跳梁跋扈する世界で孤独に闘う
異能者の俺、という中2台本。
俺の家族は妖魔と縁を結んだ一族の
はみ出し者の直系で、血に刻まれた
闇の力を以て妖魔を始末する汚れ仕事を
代々受け継いできた。
兄2人は闇の血を最も濃厚に受け継ぐ俺を
毛嫌いしている。
妖魔出現の一報を受け重い腰を上げる。
共闘したい、家族に受け入れられたい
という想いで縋るような視線を兄2人に
向けるが彼らは俺を剣呑な目つきで一瞥
するとバイクに跨り暗闇へと駆け去って
行った。
ー兄さんたちの力では無理だー
俺は後を追い〜〜

起きてから己のあまりの中2っぷりに
愕然として動けなかった。