89年当時の話を当時を知る人から聞いた。

89年 3月〜8月に掛けてガンダム初の
OVAであり、初の非富野作品ある「0080」がリリース(全6話)され、同年2月にガンダム初のオリジナル小説「閃光のハサウェイ(上)」(富野著)が刊行された。

そして、「0080」が完結する夏ごろに91年辺りを目処にガンダムの新作映画が公開されるとの噂が流れた(雑誌が取り上げた)。しかも富野作品であると。その時誰もが疑わなかったのが
「閃光のハサウェイ」のアニメ化だと。

そして翌年90年の3月と4月に「閃光のハサウェイ」の中巻と下巻が刊行、その結末をみてまさかこれが映画になるのかと皆が疑ったらしい。
そしてその後、外伝の「ガンダムF90」が模型雑誌で発表、さらに夏にアニメ雑誌で「ガンダムF91」が発表されようやく皆の目が覚めたと
言う。

しかし、もし本当に91年の段階で「F91」が
なくて「閃光のハサウェイ」の映画だったら
その後のガンダムはどうなっていたのだろうか
と思うと何か怖いものを感じる。