女『ジ・Oが動かないの…』
男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』 
女『ジ・O動け、ジ・Oなぜ動かん!?』
男『トラブルって怖いよね。で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』 
女『私の使命は重力に魂を引かれた人々を解放することだと思っている。』
男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』 
女『常に世の中を動かしてきたのは一握りの天才だ。』
男『…ライトは点く?点かない?』 
女『戦後の地球を支配するのは女だと思っている。』
男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』 
女『え?ごめんよく聞こえなかった』 
男『あ、えーと、、ライトは点くかな?』 
女『何で?』 
男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね?バッテリーがあがってるかも知れないから』 
女『何の?』 
男『え?』 
女『ん?』 
男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、ライト点けてみてくれないかな?』 
女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』 
男『いや、だから。それを知りたいからライト点けてみて欲しいんだけど。』 
女『もしかしてちょっと怒ってる?』 
男『いや別に怒ってはないけど?』 
女『生の感情丸出しで戦うなど、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ。』
男『だから怒ってないです』 
女『ちっぽけな感傷は世界を破滅に導くだけだ、少年!』
男『大丈夫だから。怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』 
女『何が大丈夫なの?』 
男『バッテリーの話だったよね?』 
女『ジ・Oでしょ?』 
男『墜ちろカトンボ』