「………いや、トロワの言うことも一理有る。あの時の借りを今返そう
 ホモを殲滅してもらうためにも、今はゼロの下半身を貸してやる
 ヘビーアームズの下半身も、俺が修理した後で返せばいいんだな」
なんだ? 嫌にサービスがいいぞ、ヒイロらしくも…

「そんなに下半身下半身言ってると興奮しちゃうよトロワアアア!!」
はいはい、そういう反応するだろうと思ってたよ
俺はヒイロとの会話を中断し、ホモとの戦闘に集中することにした


こうして無事にホモを殲滅した俺は、数日後
修理の済んだヘビーアームズの下半身をヒイロから受け取り
再び襲ってきたホモとの戦いに臨んだのだが

戦闘中、下半身が勝手に自爆した
ヒイロの奴、これが狙いだったか。修理ついでに爆弾仕込んでやがったな
それもヒイロ自身が、遠隔操作で爆破できる爆弾を

奴が親切だった時点で怪しむべきだったのだ。なぜ気付かなかった俺
ってカトルが会話に割り込んできたからか。つまりあいつのせいか

そう思うと腹が立ってきて、無性に襲い来るカトル共を始末したくなったが
下半身を失い身動きのとれないヘビーアームズでは不可能どころか
無事に逃げることさえ危うい
もはや上半身を自爆させ、ホモを巻き込むしかないということか……
早かったな俺の死も