「悔しいですよ。悔しいのひと言でしかない」と言葉を振り絞り始める。「俺はデビッド・フィンレーに対して特別な感情を抱いている。この世界、どこを探しても、誰を見ても、俺のことを唯一理解してくれる人間だ。これ以上こんな悔しい思いをしたくないから、すべてを理解してくれるデビッドだからこそ、過去の自分も今の自分もすべてぶつけて、勝ちという結果にこだわって、明日またマイクで締めさせていただきます」

――2.11大阪大会でグレート-O-カーン選手に敗れ、髪を丸刈りにされ、入場、技を捨て去り大きな変化があったと思いますが、どのような心境の変化があったのですか?

海野「大阪大会を経て、自分の中の一つのアイデンティティーがブチ壊れたので、正直、何していいかわからないですし、どう生きていいかわからないし、何が正解なのか、何が不正解なのか、まったくわからないですよ。でもそれを探して、もがいて、何かを見つけて、その先を見出して、みんなに夢や希望を見出していくのが、俺はプロレスラーだと思ってます。
一つの幕が閉じして、新しい自分……別に想いもこだわりも特にないですけど……自分のことだけは嫌いになりたくなかったから、元気に生きてる姿をファンの方にも見せたかったし、変化というかキッカケをくれたグレート-O-カーンには『ありがとう』とは思いますけど、いまの自分も、過去の自分も変わらず海野翔太であり続けたいなと思って、明日リングに上がります」