ttps://hochi.news/articles/20180616-OHT1T50128.html

イベントで私は保永氏に、全日本と新日本のスタイルの違いを質問した。

 「一言で言えば、相手が小っちゃかろうが大きかろうが公平に扱ってくれるのが全日」。
「新日は、最初から潰しにいっちゃうというか。最初から違いを見せつけるような。
まぁ、簡単に言うと受けないというか、相手の。自分ばっかりいいとこ売っているようなスタイルというか」。

 簡潔で明快。これほど2大団体の違いを表現した言葉はないだろう。
「だから、すごく全日はやりやすかったです、私としては。
外国人とやるにしてもある程度は受けてくれるし、新日の場合は
そういう外国人はまず皆無でしたから」と保永氏。
水と油とも言える2つの団体。その言葉からは自らの思惑を超えて
「プロ」に徹した職人のプライドがにじみ出ていた。(記者コラム・福留 崇広)