>>167
以下は完全な俺個人の主観だが、あれは正直言って微妙だった

まずシンのポジションが良くも悪くも中途半端だった
新日に9年ぶりに復帰し、猪木30周年で一夜限りのタッグを結成した
シンの株の最大瞬間上げ幅としてはこの頃が最高だったろう

その後は従来のヒールに戻って悪の限りを尽くして大暴れするも、
猪木とのタッグ見た後だったからいくらシンが良い子から脱却を図ろうとしても、
かつてのような100%完全な悪にはなりきれなかった
年取ってメインから遠のいて前座や中堅相手に暴れるだけの小悪党の印象

現役として猪木とやるからには、まだあの当時では勧善懲悪が求められた
つまり前半でシンが猪木をメッタメタのボロクソに痛めつけ、
それに耐えた猪木が一瞬のスキを突いて猛反撃しシンがKOされるという展開
でもあの当時の両者はそこまでできなかったでしょ
だって互いにそこまでやる理由、やれるだけのモチベーションがないんだから

ましてドームときたらシンのねちっこい攻撃は全く絵にならない
どうしてもシングルで直接対決ならパイの小さい後楽園ホールなどであれば、
まだサマになった可能性もあるが、そもそもあの当時の猪木がドーム以外に
出られる状況じゃなかったしな

なので92年正月の対猪木戦は見てみたかった気もするけど、
やはり両者は互いに殺気が漲っていた81年で完結して良かったのだと思う
一番良い時期に解散する人気バンドみたいなものさ