自分は初代タイガー全盛の頃からだから、観戦歴は35年、
生観戦は200回弱。当初はテレビ観戦が主だったからね。

最近のプロレスラーは基本、ファンには優しいね。
ヒールがリアルな悪人を演ずる必要もなくなったからね。

選手のファンサービスで印象に残ってること。97年頃、当時はNWO全盛で、
当時、自分の職場が水道橋にあって、休日出勤したことがあった。
休日なんで、私服での出勤で、自分が着てたのは「NWO」Tシャツ。

駅を出て歩いてたら、向こうからえらくガタイの良い男がやってきて、
自分の着てる「NWO」Tシャツに気付いたみたいで、向こうから話しかけてきた。
「そのTシャツ着てるってことは、お前、俺のことも知ってるか?」みたいに。

誰かと思ったら、当時、パンクラスに来てたバスルッテンだった。
×マークのTシャツも着てた。何より、向こうから話しかけてくれたことに、
物凄く驚いた。「はあ〜っ?」てな声が出て、しばらく呆然としちゃったよ。
そんなこちらの様子を見て、ルッテンは笑って、握手してくれた。
当時は今と違って、有名な選手が会場で売店に立つことも頻繁ではなく、
遠い存在のスターだったから、凄く嬉しかった。

ちなみにその会社はブラック企業で、休日出勤は当然のように無給だった。
それをしなけりゃならないのは、自分の能力が足りないからだ、
って雰囲気に汚染されていて、心身壊れて、2ヶ月後に辞めた。