>>232 力道山対木村戦は力道山のブック破りが通説になっていますが
それは1970年代の梶原一騎氏原作の「空手バカ一代」、
1985年の同じく梶原一騎氏原作の「男の星座」、
1983年のNHK福岡「九州22:00」に出演した際の木村政彦自身のインタビュー、
1983年の雑誌ナンバー70、2月19日号誌上での木村政彦のインタビュー記事や
最近の2011年の増田氏著作「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったか」などで
力道山のブック破りの記述が強い影響となっているのでしょう。
しかし、1954年の試合直後に木村政彦の直筆の確約書がスクープされたときも
力道山自身は木村政彦直筆の確約書に合意していないと当時のメディアで語っています。
力道山、木村ともに亡くなっているのでどちらの言い分が正しいかはなんとも言えません。
木村も梶原一騎も力道山が生きているうちに言ってほしかったものです。
ブック破りは力道山が死んでからの意見なので力道山は木村や梶原一騎に反論の仕様がありません。
どちらが正しいかはともかく一方の意見だけでは片手落ちのような気がします。