韓国で日本の災害に心ない声が上がるのはなぜか、韓国メディアが分析

2018年7月10日、環球網によると、日本で記録的な大雨が各地に甚大な被害をもたらしていることについて、韓国では同情の声が上がる一方で、ネット上では喝采を送るなど心ない声も少なくない。

その原因について韓国メディアが分析した。

「どうせ日本はお金持ちだから援助など不要」「申し訳ないけど、まったくかわいそうだと思えない」
「多くの犯罪を重ねてきた結果だ。罪滅ぼしにはほど遠い」「来週には3000ミリの雨を」「日本列島は沈没すればいい」

韓国CBSテレビのオンライン新聞「ノーカットニュース」は、こうした冷ややかな書き込みが絶えないことについて、
2011年に起きた東日本大震災で経験した「落胆」があると指摘している。

当時、韓国では各界が日本に援助を行い、学校や街頭で募金活動が行われたほか、企業も生活用品などを提供。消防庁からは救援チームが派遣された。
また、ある元慰安婦の女性も1500万ウォン(約150万円)と物資を提供。
韓国赤十字も日本に300億ウォン(約30億円)の義援金を送っており、世界各国の赤十字の中で5番目に多い額だったという。

ノーカットニュースは「日本からはこうした善意に何の報いもなかった」とし、「震災後間もなく文部科学省は中学教科書に『竹島は日本固有の領土』との記述を盛り込ませた。

朝日新聞は援助国のリストから韓国を除外した。また、野田佳彦財務相(当時)は、A級戦犯は戦争犯罪人ではないとの考えを示した。

こうした一連の出来事が韓国人を落胆させ、反感を買うこととなった」とした。今回の災害への心ない声の背景にはこうした経緯があると記事は分析している。

https://a.excite.co.jp/News/chn_soc/20180711/Recordchina_20180711022.html