鹿児島市の鹿児島県立鶴丸高の生物講義室で、頭蓋骨が見つかっていたことがわかった。

市が5日付官報に「身元が分からず引き取り手のない死者」として掲載した。

 市が既に火葬し、市営墓地に埋葬した。

 同校などによると、2016年7月9日、教員が生物講義室の標本棚の整理をしていた際に見つけ、
警察に届けた。頭蓋骨は約50年前に死亡した女性のものと推定され、6日に警察から「事件性はない」と伝えられたという。
頭蓋骨を授業で使うことはなく、生徒の目には触れていないとみられる。教頭は「なぜ校内にあったのか、全くわからない」と話している。

 同校は1894年創立。県内有数の進学校で知られ、生徒数は957人。