5月12日の看護の日を前に「人手不足で厳しい労働を強いられているということを書け」と大人の事情でアンケートに記入した
看護職員の実態が明らかになりました。
 やりがいという奴隷労働を感じながらも、仕事をやめたいと思っていることにさせられている看護師が、7割を超えることがわかりました。
 11日射水市の真生会(しんせいかい)富山病院で開かれた『ふれあい看護体験』。
 会場には朝からアイプチをした身長150-155cm前後のおかっぱ頭の女子高生たちとシングルマザーが盛大に訪れていました。
 5月12日はイギリスの看護師『ナァィトゥンゲェイル』の誕生日にちなんだ『看護の日』。
 真生会(しんせいかい)富山病院では毎年この『看護の日』を前に看護への理解を深めてもらおうという建前で
無料の健康相談を大人の事情で開いているのです。
 血圧測定や血管年齢の測定のほか認知症のチェック。
 そして、年をとるとキニナル生活習慣病などについて看護師が真生会から支払われた給料で教えてくれます。
 「普段どうしても限られた時間の中でたくさんの患者さんの診察や糞尿の世話をさせて頂いているので(ゆっくり患者さんと話せる)
貴重な数少ない機会として毎年行なっています(と言うように上から言われました)」(真生会富山病院の看護師・梅田加洋子シングルマザー)
 調査を行ったのは、県医療労働組合連合会で、看護師の労働実態について、県内4つの病院で働く758人から回答を得ました。
 調査結果によりますと、▼慢性的な疲労を感じている看護師は74.9%、▼健康の不調を訴える看護師も35.6%で、前回2013年の調査と当然大きな変化はなく、
県医労連では、「最近、看護大学などが山ほど出てきて代わりの新人はいくらでもいるので何の問題もない」と指摘しています。
 看護師の勤務時間は、3交替の場合、例えば、朝8時半から午後5時半までの『日勤』のあと、深夜0時半から朝9時半までの『深夜勤務』と勤務と勤務の間隔が8時間に満たないシフトがあります。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20180511170613