2012年、使用していたタンポンが原因で
トキシック・ショック症候群を起こしたローレン・ワッサー。
トキシック・ショック症候群とは細菌感染による敗血症。
約20%の人が保持していると言われる黄色ブドウ球菌の
毒素によって引き起こされるものである。
タンポンだけがこの症候群の原因とは言い切れないけれど、
タンポンの合成繊維は黄色ブドウ球菌の繁殖しやすい環境を作るため、
原因の1つであることは疑いないと報じられている。
ローレンはこの症候群にかかり、右脚の一部を切断した。
今週、新聞「ワシントンポスト」のインタビューに答えたローレン。
「今でも毎日耐えられないくらいの痛みを感じる」と告白。
また今後数ヶ月の間に、左脚も切断しなくてはならないということ、
今は痛みを抑えるために週に1度治療を受けていることも明らかにした。
現在、ローレンは生理用品に関する法制度の整備のために活動中。
合成繊維のタンポンを始めとする生理用品のメーカーに情報を
透明化するように求めている。また女性たちには使用にはリスクも
伴うことも知ってほしいと呼びかけも。右脚に続き、左脚も切断する
というショッキングな決断をした今も「これは私の人生の目的。
変わることはない」と語る。