福原直英

祝・福永祐一厩舎重賞初制覇!

その場所が中京競馬場であったことにいくつもの記憶がよみがえってきました。1996年のデビューがここ。初騎乗初勝利を挙げ、天才福永洋一の息子として期待にたがわぬ第一歩を踏み出した日。3年後桜花賞で初のGI制覇、しかし翌週腎臓を損傷する大けがを負ったのも中京競馬場でした。

騎手時代のパートナーとして必ず語られるキングヘイローについては…2000年の高松宮記念を勝ったときの鞍上が柴田善臣騎手。クビ差及ばず2着に敗れた馬の背中で福永騎手は何を思ったか。そして努力を重ね2000勝という大きな節目を記したのも、この競馬場です。福永祐一の歴史にこの競馬場は欠くことはできず、だからこそこの場所でどんな成績を残していくのか、ますます楽しみが増えました。