【フェブラリーS】どの馬にもチャンスあり
2023/2/15
今週の注目レース
フェブラリーS

ダートマイル以下の役者が乏しい現状に加え、実績馬の多くがサウジへ遠征、さらにギルデッドミラーが故障引退と、例年にくらべ小粒感は否めないフェブラリーS。こうなると。前哨戦の根岸Sを勝ったレモンポップに被っても良さそうなものだが、マイルへは一抹の不安がある上に、突然の鞍上交替もあり、一筋縄ではいかないムードがいっぱいである。

さらに、今年は「見極めの難しい馬」が人気上位馬に揃った感もある。戸崎騎手がレモンポップではなくこちらの手綱を取るドライスタウトは、JRAでの勝利は2歳1勝クラスしかない。

海外馬シャールズスパイトは、北米馬とはいえダートは1走しかしておらず、そこでは離された3着だった。そしてスピーディキックは地方馬でありしかも牝馬。実績の大半は限定戦でのものである。さらにメイショウハリオ。マイルは相手が手薄だった3勝クラスでの1戦1勝のみ、1年9ヶ月ぶりの1600m参戦だ。

これら異なる物差ししか持ち合わせていない馬たちの比較において、血統はとても有効だ。難解な一戦だが、土曜夜に更新の血統トレジャーハンティングでは、前述から適性十分と認めた本命馬、そして今年の顔ぶれならば、なんとかなりそうな穴馬を準備する予定。ぜひチェックしていただきたい。