12月17日 中山11R ターコイズS(G3)
お宝馬★フィアスプライド(12人気)3着!
2ケタ人気馬の激走ズバリ!


【有馬記念】経験か、勢いか
2022/12/21(水)
今週の注目レース
有馬記念
いよいよ今年も、国民的行事の有馬記念がやってくる。日本ダービーよりも、社会的なニュースになり得るバリューを持つのはやはりグランプリこそだ。

構図としては、去年の勝ち馬エフフォーリアと2着ディープボンド、5着タイトルホルダーらのリピート出走組と、イクイノックス、ヴェラアズールら初出場組とに有力馬は二分されそうだ。

特殊なコースだけに、コース経験があるということはやはりアドバンテージにはなり得る。ただ、有馬記念は世代論云々ではなく「年齢論」(?)として、昭和40年代から歴史的に3歳優勢が延々続いているレースであり、その意味では経験値より、1年大レースが続いたあとの消耗に負けない若さや新興勢力の勢いを重視すべきなのかもしれない。

血統的な話としては、勝手に日本競馬の七不思議の1つと思っているのがこの有馬記念にはある。それはいまだかつて父ミスタープロスペクター系の馬が勝っていないこと。2,3着なら、特に人気薄がけっこう来ているのだが、どうにもこうにも勝てない。この呪縛に挑むのは、今年はタイトルホルダー、ヴェラアズール、ボッケリーニの3頭となるが・・・。

有馬記念と言えば毎年注目を集めるのは枠順。8枠の大きな不利が知られて久しい。同舞台の他のレースではそれほど語られることはないのだが、こと有馬記念に至っては近10年で1度の連対もない。

ただし、同期間内で単勝10番人気以下の馬が8枠の過半数を占めているのも確か。8枠だから人気にならなかったという解釈もできないことはないが、ならば対照的な1枠が有利かというと、2連対のみでそれほど有利とも言えず・・・。大外を引かないに越したことはないが、内ならいいというわけでもないのだ。

逃げ馬は圧倒的に不利。また追い込み型も前半こそ後方に居ていいが、2週目3角から動いて、4角ではせめて7,8番手あたりにはいたいところ。ロングスパートできる能力が求められる。だから決してスタミナが要らないコースではない。中山の2500mでは、よほど超スローにならない限りはごまかしが利かないことは力説しておきたい。

2強対決ムードだが、どちらを上位とするか、そしてクリスマスプレゼントをくれるサンタは必ずいると信じているので、お宝馬では思い切った指名をするつもり。火曜時点では幸い土日共に晴天濃厚。血統トレジャーハンティング、楽しみにお待ちいただきたい。