マーカーハンニャーハーラーミッタージー

ドリジャ「いやまあ……こうも立て続けに葬式があると滅入っちまうな」アチー
オルフェ「ディープさんに続いてキンカメさんまで逝っちまうんだもんなあ……」ハフン
ドリジャ「ハーツさんの凹みようったら無かったなあ……あの二頭が二十歳迎えられずに逝ったって、なあ……」
オルフェ「前にも宣言したけどな、オレぜってー二百頭も種付けしねーかんな!枯れて早死になんかしたかねーや!」
ドリジャ「まーオメーは産駒がそこまで奮ってるわけじゃねーし?今後は百頭もいかねーから望み通りでいーじゃねーか」ケラケラ
オルフェ「あ゙ぁ?そんくれーで適正だっつーの!相手が来てんだかわかんねー兄貴よりゃマシだっつーの!」ペチペチ
ドリジャ「上から目線で言ってんじゃねーぞゴルァ!」ポカッ
オルフェ「痛ぇなコノヤロー!悔しかったらG1馬輩出してみやがれ!」ポコッ
ダメジャ「ああもうこういう場所で兄弟ゲンカはやめるのじゃー(´・ω・)ノシ」コラー
ドリジャ「だってコイツが!」
オルフェ「いーやコイツが!」
ルドルフ「時と場所を弁えられぬ時点で兄弟そろって未熟者だっ!愚か者どもめ!!」
ドリジャ「……さっせんしたぁ」ブスッ
オルフェ「……ごめんっしたぁ」ブスゥ
ルドルフ「まったく情けない……春秋グランプリを兄弟で制覇したとは思えぬわ。八大競走を制する者、常に紳士たらねば寄る肌馬も失せてしまうと心得ねば……」クドクド
ドリジャ「……」ジー
オルフェ「……」ジー
ルドルフ「話を聞いているのかっ!?……ん」

シービー「そうかい、そんな身空で未亡馬たあ薄幸だねえ。そうとわかればこの後どうだい、慰みの併せ馬とでもいこうかね?」
未亡馬「えっ……でも私、こんなオバサンよ?」
シービー「誰も見ちゃいないさあ……俺以外はね⌒☆」キラーン
ドリジャ「ヒューッ!」
オルフェ「ヒューッ!」
ルドルフ「おのれ貴様この軽薄者めがああああ!!!」ガァー
シービー「こいつは弔問外交ってえやつさ。おまえさんこそ葬式の場で目くじら立てて大声張るもんじゃあないぜ?」ニヤリ
ルドルフ「うぬおのれ猪口才な!なにが弔問外交だ愚か者っっ!成敗してくれるわ!!」

ギャーギャーワーワー

キンカメ「ワハハハハー、令和の種牡馬界は誰が天下を獲るんじゃろうかのー。ま、息子らに期待しつつ高みの見物じゃてー」ワハー