イトーヨーカドー並みの店舗規模の閉店したヨークベニマルが屋内型カーショプになる

昨年4月に閉店した山形市浜崎のヨークベニマル大野目店の建物に、カーチスホールディングス(東京)の子会社で、
中古車の買い取り・販売店を展開するカーチス(同)が後継テナントとして入居する。内装工事を施した後、全国5店目の大型販売店として7月にも開業する。
旧ベニマル大野目店の建物は鉄骨2階建てで、延べ床面積は約1万2000平方メートル。至近距離のベニマル落合店の開業に伴い閉店したが、
このほどカーチスが建物を所有するベニマルから取得した。取得額は明らかにしていない。
 カーチスによれば、当面は1階の約6000平方メートルを売り場スペースとし、中古車約200台を展示する。2階は自社で使用するか、
他のテナントを誘致するかを検討中。近く大規模小売店舗立地法に基づく「小売業者の変更」を県に届け出る予定。
 同社の年間売上高は約300億円で、全国44の買い取り専門店と、大阪府枚方市、千葉市、仙台市、水戸市で大型販売店を展開している。
 東北では山形と青森の2県が空白区だったが、「カーチス山形(仮称)」は大阪市の「カーチス南港」に続く全国2店目の屋内型になる。
 同社では「東北は中古車の最大の需要期である2月の降雪対策が課題だが、屋内型なら売る側の作業も軽減され、お客さまも快適な車選びが可能になるはず」と呼びかけている。