ドンキとユニーの共同店が急拡大しない事情
https://toyokeizai.net/articles/-/235274

時間がかかっている裏には、ドンキとユニーの社風の違いがあるようだ。実際、大原社長は決算説明会の場で
「われわれは変化対応を是とするが、彼ら(ユニー)は変わらないことを是としている」と語った。

ドンキは深夜営業の店舗も多く、共同店舗でも営業時間を延ばす場合はユニーの労働組合などへの説明が必要となる。
 「ここまでの(共同店舗の売り上げ拡大の)結果で相当な説得力が生まれている。だんだんと事業を推進することに関して
向こうも反対意見を言えなくなってきた」。
大原社長はそう強調し、今後も積極出店に向けてユニーとの話し合いを続ける考えを示した。

 ただ、ユニー側には東海の名門企業としてのプライドもあり、その社風を一朝一夕に変えることは容易ではない。
ドンキ流の改革を一段と推進していくうえでも、出資比率を引き上げる可能性はゼロではなさそうだ。