地域防災訓練、静岡県内で6日実施
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/bosai/176606.html


(2015/12/5 07:45)


 静岡県の「地域防災の日」の6日、全35市町で地域防災訓練が行われる。自主防災組織や消防団、事業所など約4千団体、約58万6千人が参加する見込みで、
藤枝市の訓練には地域防災訓練で初めて在日米軍が参加する。南海トラフ巨大地震の発生を想定し、住民自らが自助・共助によって命を守る態勢を確認する。
 33回目を迎える今年のテーマは「我が身を守る、地域を守る防災力」。自主防主体で地域特性に応じた訓練を実施し、超広域災害に対応する防災体制の確立を図る。
災害時にマンパワーとして期待される中高生の参加は約7万人の見通し。沿岸部では先頭に立って避難する「率先避難者」を設定した津波避難訓練、
山間部の孤立予想地域では住民がヘリコプターを誘導する訓練なども予定。県は、災害図上訓練(DIG)や街歩きなどを通じて居住地で予想される被害を再確認し、
家庭内で7日分以上の水・食料備蓄を進めるよう呼び掛けている。
 昨年度まで県が行った「緊急速報メールの訓練送信」は、本年度から実災害時に即した形で市町が発信者の役割を担う。今回実施するのは26市町で、6日午前9時ごろ、
対象地域内に所在する携帯電話やスマートフォンなどに地震発生を伝え、避難を促す訓練メールを一斉送信する。