〔Legal alienさんの民事実務基礎・準備書面について〕
・本件売買契約書の成立の真正、処分証書、二段の推定OK
・YがAに実印を貸し渡したとの主張を否定する事実を挙げているのは良いが、署名がYの筆跡と酷似していることなど推認を裏付ける積極的事情を挙げていない。
・保証意思確認の件について、「不動産仲介業者であればまず初めに自身の所属と氏名を名乗り、身元を明らかにするのが社会通念上に照らした取引の通例である。したがって、Aがアパートを借りた際の不動産仲介業者だろうと思った旨のYの供述は信用がおけない。むしろ、「保証がどうとか」というあいまいな表現からして、適切な説明を旨とする不動産事業者ではなく、素人のXが、Yとの間で本件保証契約が成立したことを報告したことを推認させるものである。」とするが、そのような推認が可能か疑問であまり意味のない内容。
むしろ、住民票の年月日から引越し時期との齟齬を主帳すべきであった。
・日記についてはともかく、金銭消費貸借契約書や年金振込通知書について言えば改ざんの可能性は低いはず。